うつ病とは、その症状とは

第1話で、うつ病経験者の方々からたくさんの共感メッセージをいただきました。

ありがとうございました。




さて、次は うつでも解る、科学的説明です。

うつ病について、わかりやすくご説明いたします。

もちろん 「そんなこと当然知ってますわ」と言われる方も多いとは思いますが、復習のためにどうぞ。

3.うつ病の科学的説明

さて、人間の脳についてです。

脳は神経のかたまりですね。

そして大脳は、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉、中脳は・・・・・・

いきなり漢字の羅列になってしまった。

前頭葉だのなんだのは今回はパスしましょう。


その脳内を電子顕微鏡でものすごくアップしてみますと。


健康な脳 シナプス

図:健康なヒトの脳のシナプスのあたり。 著作権:自分


脳の神経細胞と神経細胞を結びつけるためににシナプスというのがあって、そこの隙間をセロトニン、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの・・・・・・

こんどはカタカナの羅列になっしまった。


簡単にいいますと、脳の神経細胞同士はシナプスでつながっていて、そのシナプスの間に神経伝達物質というのが流れています (図の青い玉)。

セロトニン、ドーパミン、アドレナリンなどは有名で、お聞きになったことはあるでしょう。

それが数百億、一千億個の細胞間で働いて、 「考える」「感じる」 ことができるワケです。

(実際に働いてるのは数パーセントらしいです)


そして、健康な人の脳には大量の神経伝達物質が流れて、脳が活発に働いています。

健康な脳
健康なヒトの脳。 著作権:自分


ところが。

脳が、あまりにも酷いストレスに長時間さらされると・・・・・・

神経伝達物質が少量しか流れなくなり。

しかも、受け取るほうの受容体という部分も、神経伝達物質をあまり受け取らなくなります。


うつ病の脳 うつ病

少ない神経伝達物質


せっかく出した神経伝達物質も、受け取ってくれないので余って元にもどったりします。

うつ病の脳 シナプス



結果、脳がほとんど働かなくなります。

うつ病の脳 うつ病

これが、うつ病の正体。


なので、うつがひどい時はテレビを観てもまったく面白くなかったり


読書しようにも1ページも進まなかったり


健康な時は簡単にできていた、買い物の 「お釣り」 が計算できない


ものごとの正しい判断ができない・・・・・・などの症状があらわれます。


脳が機能しないので当たり前です。


そして、「楽しい」「嬉しい」 などのプラス感情をまったく感じなくなってしまい。

まるで能面のような無表情になってしまいます。


うつ病 女性
フリーフォト足成より引用


かつ、これはぼくもよくわかってないのですが、 「辛い」「不安」「焦燥感」 などのマイナスな感情だけは感じる。

いや、 「辛い」「不安」「焦燥感」 しか感じない、というのが正確でしょうか。

そしてまったく動けなくなり。

ふとんにこもりきり。

会社に行くだなんてとんでもない。


トイレですら、行くのに勇気と気合が要る・・・・・・


4.効果的な薬


そして今やだいぶ昔の話になりますが、うつ病の治療薬として、画期的なモノが開発されました。

皆さんご存知の 「SSRI」 です。

訳すと、 「セロトニン再取り込み阻害薬」。

これは、前図で 「出した神経伝達物質を、受け取ってくれないので余って元にもどったり」 の所にバリアーをはって、元に戻らなくする働きがあります。

すると、余った物質は、正しい場所に吸収されざるを得ない。


うつ病の脳 SSRI


薬名はパキシル、ジェイゾロフトなどが有名ですね。

ぼくはレクサプロを服用していました。

効いてくるのは2週間をすぎたあたりから、と、時間はかかりますが・・・・・・脳の働きがだんだんと正常に戻ってきます。

吐き気などの副作用が出ることもあるらしいのですが、これは慣れてくるらしいです。

ぼくはアルコール依存 = 常に吐き気をもよおしていため、副作用はまるで感じませんでした。


今流行りの 「新型うつ病」 でない、本来のうつ病患者について。

ストレスをすべて取り除いて、SSRIを服用すれば、かなりの効果があるようです。


ただし、その 「ストレスをすべて取り除く」 という部分が最も難しいのではありますね。

次回のお話で。


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