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のつづき。

どうやって酒害(アルコールの害)を防ぐか、についてお届けします。


11.アルコール依存症の治療、治し方


残念ながら現在の医学では、「治癒」する方法が無いのです。

酒をきっぱり止めるしか、「治療」する方法がありません。


よく例えられるのが

「たまごを一度ゆでててしまうとゆでたまごになり、二度と生たまごに戻らない

というように、一旦アルコール依存症になってしまうと、二度と普通の人には戻れないのです。

アルコール依存症未満の方は、完全に依存症になってしまう前に、どうにかストップさせましょう。


アルコール依存症者は、酒害をふせいでいくしかありません。

※酒害:本人が肝臓やすい臓など内臓を壊したり、アルコール性うつ、朝から飲んで仕事に行けなくなってしまう等のほかに、DV (家庭内暴力)のような家族への害も含まれます

「酒害を防ぐ」 しか方法がありません。

酒害を防ぐために、「断酒」と言われる、きっぱりと酒をやめるしか方法がありません。


断酒 アルコール依存症
フリーフォト足成より引用


「家族より酒を取る」

のがアルコール依存症者ですから、酒をやめるのはそうとうな覚悟・努力がいります。

「早死にしてもいいから、酒を飲みたい」

命よりも酒が大事なのですから。


アルコール依存症者は、エタノールの薬物中毒者ですので「節酒」は不可能です。

たとえ数日のあいだ酒量を減らしたとしても、すぐに元に戻ってしまいます。


2019年現在、アルコール依存が軽い人向けに、「節酒」「減酒」という方法が用いられるようになってきました。

重度のアルコール依存症になる前に、飲む量をコントロールして減らしていこうというやり方です。

そのための新薬も出始めました。



タバコの本数を減らすのがとても難しいのと同じです。

「節煙して苦しい思いをするぐらいなら、きっぱりと禁煙したほうが楽」

だというのは、スモーカーの方ならお分かりでしょう。

まったく同じことです。


その断酒を続ける方法ですが、これが難しい。

俗に言う「断酒の3本柱」というのがあります。


①通院、病院に通う


これはもちろん精神科や神経科クリニックです。

酒をちゃんとやめているか、確認のため採血されたりします。


②抗酒剤を飲む


アルコール依存症者がアルコールを飲めないようにするためのクスリ、シアナマイドノックビン


写真:シアナマイド
シアナマイド 抗酒剤


このクスリを飲んだあと酒を飲むと、とんでもない目に合います。

まず、心臓の鼓動が200メートル全力疾走したくらい激しくバクバクし始めます。

これがずっと続きます。

そして視界が真っ白になり、激しく気持ち悪くなる。


その正体は・・・・・・

クスリの作用でアルコールの代謝が遅れる

   ↓

アルコールが代謝されたあとに出来るアセドアルデヒド
(発ガン物質。酒に強い人は、すぐに代謝してしまう)
の代謝も極端に遅くなる

   ↓

そのため、気持ちが悪くなるアセドアルデヒドが身体中をめぐり、酒が飲めなくなる。


という働きにより、下戸と同じになってしまいます。


死にそうになって救急車を呼んだ」 という話を、何名もから聞きました。

いわば、酒を飲んだ罰みたいなものですね。


③断酒を続けている仲間たちが集う、断酒会などの自助グループに参加する


それはなんですか、といいますと。

アルコール問題をかかえた人々が集う、「頑張って酒をやめよう」という会。

自治体の福祉センターや、総合病院などにパンフレットがよく置いてあります。


もちろん家族が参加すると、

自分の家だけではない、さまざまな家庭でさまざまなアルコール問題がある

アルコール依存症、またはそれに近い方への対応方法、アドバイスが聞ける

というメリットがあります。
 
断酒会 アルコール依存症
フリー素材いらすとやより引用



そして少し前になりますが、4本目の柱が登場しました。


④飲酒欲求を抑える薬、レグテクトの服用


実際に飲んでいる方、数名に効果のほどを聞いてみたところ。

「酒を止めたい」

と真から考えている人には、効果があるそうです。

酒をやめるつもりなどないが、病院からそのクスリを処方されている。

そういう人には、あまり効果がないらしいです。


12.アルコール依存症 一歩手前の方へ


前章でも述べましたように、一旦アルコール依存症になってしまうと、もう一生酒を飲めなくなります。

ですが、依存症手前の方であれば、まだなんとかなります。


前記事のコメントにもありました。(みゆさん、ありがとうございます)

「旦那は休日、朝から飲んでいる。しかし、仕事は休まずちゃんと行っている」

ここからはぼくの想像ですが、旦那さんは毎晩かかさず晩酌をされていると思います。


以前のぼくもまるっきり同じでした。

日曜日、幼い子どもたちを連れて公園に行くのですが、ワンカップをポケットに忍ばせてずっと飲む。

昼には泥酔して家に帰り、嫁さんに激怒される始末。

パチンコも飲みながら

勝っても負けても飲みながら。

写真:リーチ目
スロット パチンコ 酒飲みながら


パチ屋のとなりに必ずある ラーメン屋で日本酒(冷や)を必ず飲む。

良いがが覚めそうになったらラーメン屋に行き、また冷やを頼む。


そして晩酌どころではなく。

会社には行くのですが、帰宅途中でコンビニでワンカップを購入一気飲みしてふらふらに

酔っ払って家に帰る。


休肝日など無し。

365日、毎日飲む。

次の日 人間ドックでも飲む。

二日酔いでまだ酔っ払ったまま人間ドックを受けてしまい、看護師に怒られる始末。


これは言い訳ですが。

日本の会社での飲み会では、「ザルのように飲んだほうがエライ」と評価される風潮がありますよね。

飲酒文化と言うのでしょうか。

テレビCMではこれでもかと言わんばかりにビールを 「飲め飲めのどごし生!」 と宣伝するものですから、飲んでしまいますよね。

※いつ頃からかは知りませんが、アルコール飲料のCMは夕方6時以降、とメーカーのほうで自主規制されているようです。


「アルコール依存症」なんて聞いたことがないぼくは、飲んだほうがエライのだと、毎日あびるように飲んでいました。

しかしこの時点で節酒を心がけていれば、アルコール依存症にはなっていなかったと思います。

アルコール依存症未満の方は、ここでなんとか踏ん張って「完遂」にならないよう頑張りましょう。

でないと、一生酒が飲めなくなります


13.アルコール依存症未満の方は酒を控える


ぼくはすでにアルコール依存症なので酒が飲めません。

酒を飲まない(依存症手前の方は、酒を控える)ための方法をいくつかご紹介します。


①飲むことができない、ナニかをする


例えば、スポーツジムに通う。

ムリに会員制の料金が高いジムでなくても、公共のスポーツセンターなどでも構いません。

ランニングマシンやウェイト・トレーニングマシンで体を鍛え、カガミで自分の身体をみてみましょう。


ジム 運動
フリーフォトPAKUTASOより引用


1ヶ月~3ヶ月も通うと、「酒で脂ぎった」身体が、どんどん引き締まっていくのが嬉しくなります。

毎週同じ時間に通っていると、毎週同じ時間に通っている常連さんの友達ができて、ジムにいくのが楽しくなります。

飲酒以外での生きる喜びを見つける」ことが大事ですね。

ウォーキングや、ツーリングでも良いです。

とにかくワザと「飲めない時間をつくる」これが大事。



②嫁さんがぼくに仕掛けたのは・・・・・・


「日曜日、午前中に食材を買い出しに行くので車を運転してくれ

「チビらと崖の上のポニョを観に行くから運転して

でした。

こうなると、休日は朝から飲みたいのですが、運転するのであれば飲むことができません。

飲むのは用事が済んでから。

これでだいぶ節酒させられました。



③家に酒をおかない


これは禁煙しようとしても、手元やどこかにタバコがあるとつい吸ってしまうのと同じですね。

冷蔵庫にビールが冷やしてあるとつい飲んでしまう。

神棚にお神酒が置いてあると、つい手を出してしまう。

酒飲みはそんなもの。

家中のアルコール飲料を全て捨ててしまいましょう


④飲み友達との接触を避ける


当然、飲むハメになりますから。

「今 肝臓が悪いので、酒はドクターストップがかかっている」

と言って、飲まずに昼メシでも食ってくれるなら、その友達はアナタの身体を心配してくれている、本当の友達です。


酒なしで崩れる程度の関係なら、それまででしょう。

それは本当の友人とは言えないのでは?


ぼくは年末に必ず、高校時代から30年も付きあっている同窓生3人と忘年会をするのですが。

彼らは忘年会なので飲むには飲むのですが、ぼくに酒をまったく勧めてきません。

ぼくがこれまでどれだけ入退院をして苦しんできたか、知っているからです。


酒量ではなく、「酒を飲んでいる時間が長ければ長い」ほど依存症になる可能性が高くなります。

逆にいえば、「酒を飲んでいる時間が短ければ短い」ほど、依存症にはなりにくいでしょう


アルコール依存症になってしまう前にどうにかして止めるのは

アナタ、もしくは家族の努力しだいです。


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