前回まで、アルコールの

3.~5.身体に関して

6.~8.生活に関して


影響について、おおざっぱに述べました。

で、「断酒会へ通うべきか」の本題へ戻ります。

アルコール依存症の小さな断酒会でも、断酒成功者は多数


ぼくが通ってる断酒会は、ふたば会ではなく、AAでもなく、地方ローカルな断酒会です。

ちいさな断酒会で、平均するとだいたい15名くらいが出席されてます。

歌を歌うわけでなく、本を読むこともなく、しかも雑談が多い、というワリとくだけた断酒会です。
断酒会
フリー素材いらすとやより引用

そのうち、完全断酒の方(期間的に、すくなくとも3年以上、ということにします)

完全断酒の方は、5、6名ほどいらっしゃいます。

20年選手が1名。

もうたまにしか来ないです。

10年が2名

断酒をはじめて一回も失敗することなく、入院することもなく10年目に突入された方あり。

しかも、酒とタバコを同時に止めたという手練れです。

ただそれまでが、数々の飲み屋から出入り禁止をくらったという、そちらの手練れでもあります。

・あとの数名は、何回か入退院を繰り返し、その後は断酒に成功している、代表的なタイプの方々です。


断酒 酒 アルコール依存症
フリーフォトPAKUTASOより引用


断酒失敗者も多数

ぼくは、というと、実はあんまり書きたくないのですが、精神病院の閉鎖病棟を7回も入退院し、今回やっと断酒6ヵ月を過ぎようとしています。

何回断酒したか。

まあそのネタでブログを書き続けているのですが。

えらそうなことを書いてますが、実態はこんなものですいません。

そして、グレーゾーンな方たち。

文字通り、グレーゾーン、断酒会に来られてはいるものの、時々、あるいはまれに、あるいは「せっかく一年断酒したのに」ふらっとスリップ・再飲酒される方。

これはけっこう大勢、6~7名はいらっしゃいます。


そして、まだ酒を止めれない方たち。

これは、断酒会に来られ始めたばかりで、まだ完全断酒までは到達されてません。


でも、良いのです。

スリップしようが、グレーだろうがブラックだろうが、「断酒会に定期的に来て」、なんとか酒を止めよう、完全断酒まではできてなくても、なんとか減らそう、と、努力されてますから、良いのです。


問題は、これまでちゃんと出席し、断酒されていたのに、ある日突然、ぷっつりと「断酒会に来なくなった」人たちです。

この3年間で、数えてみると。

10名近くはいらっしゃいるんじゃないでしょうか。

もちろん、自立して断酒しつづけてる方が立派な方が1名、いらっしゃいます。

そしてご想像通り、崩れてしまった方、多数。

スリップ 再飲酒 酒
フリーフォトPAKUTASOより引用


9.断酒に失敗して孤独死

すこし前の話ですが、最悪のケースが起きました。

ある方が、自室で酒ビンに埋もれ孤独死で発見されました。

まさか、あんなに元気でピンピンしてて、それまでのカラオケなどのイベントでも率先して歌われるような50代の若い方だったのですが。


どのような経緯でそうなってしまったかというと。

断酒会で元気で頑張っておられた、O氏。

一年くらい、完全断酒をつづけ、週一の断酒会にもちゃんと出席されていました。

離婚はされていたが、元奥さんが応援されていました。

上司も理解のある方で、毎朝、上司が目の前でシアナマイドを飲む確認をされていました。

毎週木曜日、3時からの断酒会に出席できるよう、配慮されていました。


そしてA氏は、何か世間の役に立つことをしようと思い立ったのでしょう。

東北震災の被災地でボランティア活動を、と、現場で作業をするため、現地に向かったのです。

その、ボランティア精神が、結果としてマイナスとなったようです。


10.離婚して一人で頑張っていたが

現場では当然、肉体労働となる。

震災で腐乱死体が転がっているような悲惨な現場で、作業を熱心に行なったようです。


読者のみなさんも、東北の被災地の悲惨さはご存じでしょう。

が、報道で見るのと、実際の現場を生で見るのとでは、衝撃は100倍違うらしいのです。


東北大震災
日本経済新聞サイトより引用


肉体労働の作業が終わると、仲間は当然、ビールで一日の疲れをいやすこととなる。

O氏は頑張っていたが、肉体的な疲れと、生で現場を見た精神的なショックから、とうとうアルコールを飲んでしまいました。

現場から帰宅、そしてまた現場へと、数か月は頑張りました。

震災復興の為に頑張りました。

その後、帰還。


しかし、精神的なショックで現場の悲惨な光景がどうしても忘れられなく、診療科で診察をうけたそうです。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)です」と診断されたという。


その後、断酒会に顔をだすことはなくなりました。

断酒会長が電話をしても出ない、メールを打っても返事がない状態がつづく。

数ヶ月、断酒会のメンバーが心配しつづけたが、「あの人のことだから、独りで頑張っているのだろう」ということで、だんだんと忘れ去られてきた。


忘れた頃、O氏の家族から、1本の電話が鳴りました。

訃報の知らせでした


(つづく)

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