※断酒208日目

精神病院、閉鎖病棟の保護室とは

精神病院でぼくは屈強な看護師たちに囲まれ、むりやり閉鎖病棟の保護室、鉄格子の独房へ連れて行かれた・・・・・・
そしてすぐに点滴、点滴、点滴の嵐である。点滴
フリーフォトPAKUTASOより引用

身体中に染みわたったアルコールを抜くための点滴。

ピンク色で透明な点滴袋からのびたチューブの先の針を、腕に刺すこと計4回。
いや精神科の看護師はヘタクソなので、ぼくの腕に浮いた太い男らしい血管を外しまくり、刺しまくることそれ以上。
点滴袋を確認すると、「ブドウ糖」 「ナトリウム」 くらいの成分しか入っていない。

前の入院では連続飲酒に入っていたため、酷いアルコール離脱症状に襲われた。

体中の震え、したたり落ちる脂汗、耐えられないほどの不安感にやられた。
そのときは離脱症状に耐えられず、セルシンを処方されたと思う。

セルシン: 成分はジアゼパムの精神安定剤。アルコール離脱症状がひどい時は処方される場合が多い。

アルコール離脱症状 手の震え
フリーフォト足成より引用

点滴のスピードを速める

ぼくははっきり言って点滴がキライである。
いや 「点滴が好き」 「好きで好きでたまらない」 人などいないでしょう。

とにかく身動きがとれなくなるため嫌いである。
点滴はイヤだ。

で、なにをするかというと。
みなさんご存知の、点滴チューブの真ん中あたりにある 液の落下を調節するプラスチックの部品をいじくるのだ。
注入スピードをマックスまで上げる
「ポタ、 ・・・・・・ポタ、・・・・・・ポタ、」 と落ちる点滴液を、「ポタポタポタポタポタ」 まで早める。
点滴のスピードを早める
すると、2時間かかる点滴が、30分で済む
看護師の足音が聞こえたら元に戻す。
見つかったら怒られるので。

次に何が行われるのかというと。

看護師による、病棟内の案内である。
ところが、ぼくは過去3回 計6ヶ月以上もここに入院していたため、看護師たちはぼくを覚えていた。

今から病棟の案内をします・・・・・・ あ、ふくさんはご存知だからいいですよね
うれしいやら悲しいやら、複雑な気分になる。

精神病院の閉鎖病棟、保護室とは

それではぼくが案内いたします。

ここは瀬野川病院という精神病院で、通称 「Z」 と呼ばれる隔離病棟、鉄格子の独房、保護室である。
左右に10部屋づつ、計20部屋の監獄だ。

男女は関係なく、1人1部屋。

そして合流地点に看護師詰所があり、デイルームがあり、テレビと少年マガジンやジャンプが置いてある。
「りぼん」 「別冊マーガレット」 は置いていない。

すべての部屋、廊下に監視カメラが設置され、詰所のモニターで監視されている。
監視カメラ
フリーフォト写真ACより引用

保護室には布団が地べたに置いてあり、シーツは無い
シーツを引きちぎればヒモになり、首をくくる患者がいるからだろう。

トイレは各部屋にあり、まるで刑務所のように扉は無く、用をたす姿があらわになる。
いくつかの部屋は便を出しても自分で流せず、外にあるボタンを看護師が押すことになっている。
下痢の場合、部屋中に臭いが充満する。
ほんとうに刑務所と変わらない・・・・・・

保護室の壁は木板。
爪で引きちぎるように書かれた 「帰りたい」 という文字や、「たっ君LOVE」や、やたらめったにツメで引き裂かれた線が無数に浮かび上がる。

朝7時20分、昼11時20分、夕方5時20分の食事の時間になると、入院したばかりの患者には部屋に運ばれてくる。
一週間ばかり経って気分が落ち着いた患者は、保護室を出てデイルームに行ってみんなと飯を食う。

その後、一斉に服薬がある。

患者によっては薬を拒絶したり、飲んだフリをしてトイレに流すヤカラもいる。
そのため口をあけ舌もあげ、ちゃんと飲んだことを看護師へ見せなければならない。

その後、中庭へのドアが開放され、タバコが一本だけ吸える。

朝食、昼食、夕飯後、それと午後3時に1本、計4本

タバコが少ない、ニコチン離脱症状に悩まされる

このタバコ4本というのが、実は厄介だった。
タバコを何時間も我慢していたため、その瞬間だけはとても美味しくいただけるものの、それ以外の時間はニコチン離脱症状に悩まされる。

いっそのことタバコ無しにして頂ければ、止めたくとも止められないタバコを吸わずにすむのに。
タバコ 灰皿
フリーフォト足成より引用

ここで疑問に思われた方。
なぜ病院内なのにタバコが吸えるのか。

・・・・・・なぜかというと。
精神病院に入院する患者は、当然精神病を患っている。
うつ病、躁うつ病、不安神経症、アルコール・覚〇〇・ドラ〇〇など薬物依存・・・・・・

ただでさえ不安感・イライラ感があるのに、タバコを吸えないとなると、さらにイライラ感が増す

「なぜ、今イライラしているのか。なぜ情緒不安定なのか」
医師による正確な診断ができなくなってしまう。
よって、酒はダメだがタバコだけは吸える、という精神病院・閉鎖病棟が多い。

(現在は、広島の瀬野川病院は院長が変わって、全面禁煙になってます。
アルコール依存症専門病院の呉みどりヶ丘病院だけは吸えます。)

ぼくは酔いが覚めるにつれ、アルコールの離脱症状が始まった。

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