※断酒218日目

早朝に目が覚める

早朝に目が覚める。

目が覚めて時計をみる。

まだ夜中の3時だった。

もう眠れない。

早朝に目が覚め、薬がないと眠れない。

うつ病の症状だ。
不眠症 目が覚める
フリーフォト写真ACより引用

睡眠薬をもらって寝る

消灯は夜の9時。

その時間が近づくと、睡眠薬が必要な患者は詰所の窓口に順番にならび、睡眠薬をいただく。

窓口のむこうの看護師へ

101号(室)のふくです

と順に病室、名前をいう。

看護師はそれと同じことが記入されている透明の小袋を選び、指先で破り、白く丸い何粒かの中身をぼくへ手渡す。
睡眠薬
ぼくはそれらを手のひらで受け取り、タッパーのお茶で胃に流し込み、看護師にクチをあけて見せちゃんと服薬していることを確認してもらう。

こちらは睡眠薬がないと眠れないから睡眠薬をもらうのだ。

抗酒剤とかならともかく、睡眠薬を飲まないなんて事は絶対にない。

なんで服薬確認するのかよくわからない
な、と毎晩思う。

疲れてないので、早朝に目が覚める

それはともかく、大の大人が「夜9時に寝ろ」なんて無茶なハナシだ。

無茶だが、いちおう睡眠薬を飲まされるので、10時までには入眠してしまう。

しかし、こちらは働いているわけでもなく、よって疲れているわけでもない。

そのため入眠してきっかり5時間後3時の早朝に目が覚めるのであった。
早朝 夜中
フリーフォト足成より引用

目が覚め、時計を見、ベッドで上を向いたり横を向いたりうつぶせになったりをひたすら繰り返す。

しかし再び時計を見ても5分もすすんでいない。

しかも眠りにつける感じがしない。

しかたがないのでベッドから起き出し、部屋を出て、まだ灯りのついていない暗いデイルームへ向かう。

看護師詰所の蛍光灯
から、なんとか本が読めるほどのささやかな光が漏れてくる。
そこでマンガを読むしかない。

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同じような患者が起きだしてくる

すると、だいたい同じ時刻にY君が起き出してくる。

にやりと笑って、
おはようございます、また目が覚めましたか

おはようございます、ええ。またです

そう、同じく早朝に目が覚めてしまい、もう眠れない患者が何人も起き出してくる。

3時に起き出してきたY君は30代前半の若者。

酒の席でトラブル(暴力事件)を起こし、警察沙汰になった。

その時にたまたまアルコールを飲んでいた、ただただそれだけの理由でここ、広島県ナンバー1の精神病院閉鎖病棟送りになった、かわいそうな若者である。

Y君から話を聞いてみると。

ふだんは高タンパクで低脂肪な食生活を送り、毎日かかさず筋トレで身体を鍛えている。

筋トレ
フリーフォトPAKUTASOより引用

彼が酒を飲むのは、週末にビールを少しだけ

アルコール依存症ではない

彼はアルコール依存症者とはまったくもって反対の、規律正しい生活を送っている様子だった。

その彼が、なぜか「酒が原因」で精神病院送りになった。

可哀そうに。

そのへんの事情については、Y君もぼくもよくわからなかった。


Y君の身の上ばなしをしよう。

生まれも育ちも大阪の西成区あいりん地区で、コテコテの関西人だった。

あたりまえに流暢な関西弁で話しかけてくる。

ぼくは東京で言えばどちらかというとアメ横や浅草の競馬場あたりの下町をぶらつくのが好きで、妻が行きたがる東京ディズニーランドなんぞには一切興味がない。

関西方面はというと心斎橋や道頓堀より、いちどは新世界やあいりん地区をぶらついてみたかった。

その憧れの あいりん地区 で育ったという彼とは、話が合った。

毎日毎朝、何時間も話をした。


そのような日々を送っているうちに、ある日、ぼくの身に異変が起きた・・・・・・。

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