うつ病でアルコール依存症:人生終わった男の闘病記・体験談

閉鎖病棟の体験談から、アルコール依存症・うつ病の闘病記。
2児の父が急にうつ病で倒れた。酔いにまかせて仕事にいくも今度はアルコール依存症だと。
家族から精神病院に何回も入院させられ、断酒に挑戦するが失敗。抗うつ剤、睡眠薬はいまだかかせず・・・・・・

うつ病、アルコール依存症にならないよう、みなさんのお役にたてればと思います。

カテゴリ: アルコール依存症は断酒会に通うべきなのか。一人で頑張ってはだめか

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※断酒187日目


ぼくがアルコール依存症と診断され、9年が過ぎた。

はじめは

あなたはアルコール依存症です

と、聞いたことがあるようなないような病名をつけられ、最初は「なんだそりゃ」と思った。

自分は「ただの酒のみ」だと考えていた。


まずは「断酒会というものがあるので、そこに通いなさい」とも言われた。

「はあ、断酒会ですか?」

なにそれ。

断酒会とは

ネットで調べてみたところ、みなさんご存知、全国的に「ふたば断酒会」「AA」が有名でした。

日本の2大断酒会。


ぼくは一応、どちらも通った。

ご存知のとおり、AAはアルコール依存症大国アメリカ発症で、おおむかし日本に上陸してきたもの。

無宗教派が多い日本人からみるとちょっとばかりキリスト教的、というか聖書的、な雰囲気。

1回に集まる人数は小規模で、6名とか8名くらい。

それらアルコール依存症者たちが、過去の経験を分かち合う。

2時間だったと思う。
断酒会 AA
フリー素材いらすとやより引用

ふたば断酒会のほうは、AAを日本人向けにアレンジしたもの、と聞いたことがある。

60年ほどの歴史がある。

どちらも全国に各支店というか各支所が散らばってある。

広島では月に一度、センターに300名以上集まる会があるが、普段は各支所で20~30名が集まって、やはり経験談を分かちあう。

ふたばのほうは「断酒の歌」のようなもの皆で歌った記憶がある。

アルコール依存症の家族があつまる家族会といのもある。


どちらも人によっては“合う、合わない”があるので、お好きな方に通われたらよいと思う。

現在ぼくは、ふたば断酒会から枝分かれした、地方ローカルの小さな断酒会へ通っている。

ぼくは酒をいったんは止めるのだが仕事のストレスなどで数年、またはたった数か月でスリップ・再飲酒し、10回近くも精神病院・閉鎖病棟入院した。

その際どっぷりとアルコール依存症セミナーを受けさせられた。

入院10回近いので、同じ話を何回も何回も、耳にタコができるくらい聞かされた。

画像20131014瀬野川病院 瀬野川病院HP
瀬野川病院 瀬野川病院HPより引用

そこでとにかく言われたのが、退院したら絶対に以下の3つの事項を守ること。

断酒の3本柱

①必ず毎日、抗酒薬を飲むこと。シアナマイドまたはノックビン

②自助グループ(断酒会)に、とにかく通うこと。これはどの断酒会でも良い。

③外来通院すること。

それに加え、④飲酒欲求を抑えるレグテクトを飲むこと。

とにかく、上記3つを守らないと、ほとんどの人がスリップ(再飲酒)→連続飲酒→再入院を繰り返すらしい。

・抗酒薬シアナマイド 24時間ほど効き目がある
抗酒剤シアナマイド

・抗酒薬ノックビン 1週間ほど効き目がある
抗酒剤ノックビン

どちらも、薬を飲んだあるアルコールを節酒すると、全力疾走したあとのように心臓がバクバクし、視界が真っ白になり気分が悪くなり、救急車を呼ぶハメになる。

ベテランのアルコール依存症者(と、いう表現でよいのか)で、上記3つを守っていても、

たまに失敗して再入院する方がいる。

なので、アルコール依存症ビギナー(と、いう表現でよいのか)は、必ず3つを守らなければならない。

アルコール依存症を甘く見てはいけない。

繰り返し再入院の先にまっているものは・・・・・・

1.肝臓、すい臓の病気

とうぜん肝臓がやられ、肝硬変から肝臓がん慢性すい炎からすい臓がん

どちらも沈黙の臓器なので、症状が現れた時には手遅れ。病院で息を引き取りたくはないですね。

だんだんと飲む量は増え、アルコール度数は上がり、食べる量が減ってくる。

2.消化器官の病気

とうぜん、のど、食道、胃、腸がやられ、下痢などが続くようになる。

肝硬変、肝炎からの影響で、静脈瘤(じょうみゃくりゅう。静脈がふくれ、ところどころがコブのようになる)ができはじめる。

※どういうメカニズムでそうなるのかをひとことで説明するのがむずかしいので、興味のある方はネットでお調べください。

足など皮膚にできるものは良いのですが (皮膚に紫色の血管がうにょうにょと浮き出てくるため、見た目は気持ち悪い)

これは食道・胃もおなじ状態になる。

消化器には皮膚がなく、粘膜だけ。

そこに静脈瘤のコブができる。

硬いものを食べると傷がつき、破裂する。

そうなると胃や食道の中で大出血。

そういうボロい血管はなかなか血が止まらない。

そして、胃の中に2~3リットルの血がたまり、口から黒い血液が噴出、吐血

床いちめん、血まみれ。
吐血 食道静脈瘤
フリーフォト写真ACより引用
出血量が多くてその場に誰もいなく、本人は失血で失神したまま出血がつづくと・・・・・・死に至る。

脅しじゃないですよ。

間一髪で助かった、発見があと少し遅ければ・・・・・・そういう事例はたくさんありますから。

(つづく)

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次記事どうぞ→アルコール依存症は断酒会に行くべきか?一人で飲みすぎたら脳みそはどうなる?(2)

前記事どうぞ→
節約には禁煙が一番効果的 無職旦那のお金の節約術(3)


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※断酒188日目

(つづき)

スリップ、連続飲酒、繰り返しの再入院の先に待っているものは

肝硬変、肝臓がん、慢性すい炎

静脈瘤から大量吐血、発見が遅れれば死の可能性。

という話まででした。

前記事どうぞ
  ↓


では引きつづき、身体に関して。

3.糖尿病から合併症、大腿骨頭壊死

連続飲酒が始まると、もちろん運動ゼロ

ろくに食事を摂らないので、必要な栄養分は不足

病院に担ぎ込まれ、「栄養失調」と診断される方も多いです。

この21世紀、飽食の時代に、栄養失調。


そして、運動ゼロ、栄養不足、しかし酒で大量のカロリーを摂取する、を続けると。

体質・その方の遺伝子によっては、“糖尿病”になりやすい。

糖尿病の恐ろしさはご存知だと思います。

普通の方が食べすぎ・運動不足などが要因で糖尿になり、なんとかカロリーセーブや運動で悪化を防いでおられる。

インシュリンの定期服薬に血糖値チェック

見てるこっちのほうが疲れますね。
インシュリン注射 糖尿病
フリーフォト写真ACより引用

ところが、アルコール依存症者が糖尿になると。

普段から飲んだくれてべろべろになってるもんだから、カロリーセーブや運動なんかまったくしない

酔っ払ってるので、本人はご機嫌なだけで、インシュリン、血糖値なんかもほったらかし

とうぜん、糖尿病はあっというまに悪化。

すると、あっというまに・・・・・・

足先の壊死

緑内障、白内障

具体例ですが、ぼくが入院していた精神病院に、47歳ですでにもう、左手と足がろくに動かない、という常連のアルコール依存症の女性がいました。

そしてアル中に多いのが、大腿骨頭壊死

大腿骨頭壊死は、太ももの上の太い骨が壊死する病気で、歩けなくなります。

4.脳の萎縮、脳の病気

こわいのが脳の萎縮

同じく閉鎖病棟に入院している患者、夏場なのに、上は常に黒のスーツジャケット、

下は青色に白いストライプのジャージ半ズボン、靴はなぜか黒の革靴、という方がいました。

白髪頭がワサワサとのび放題、それに黒のスーツジャケットですから、入院仲間は彼のことを「ベートーベン」とあだ名してました。

アルコールによる脳萎縮 ベートーベン
フリー素材いらすとやより引用

ベートーベンは、顔からすると60代といったところでしょうか。

閉鎖病棟ですので、完全にアルコールは抜けてるハズですが、もう完全にろれつがまわっていません。

ばのう、うぉぐはひるぐはんをあべたあズらがのう、ゆうめしうゎわだかいぬぉお

聞き取れないし、支離滅裂です。

脳が完全に萎縮してしまって、姿こそ人間ですが、中身はもう人間じゃありません。

5.ウェルニッケ・コルサコフ脳症(昏睡、意識障害等々)

別の40代半ばの男性、自室でワンカップ空き瓶の山の中に埋もれてたところ、あわやというところで発見され、ストレッチャーで運ばれてきました。

長い間、何も食べずに酒ばかり飲んでいたのでしょう。
酒ワンカップ
両頬(ほほ)はげっそりとこけ、髪はボウズあたまが少し伸びた感じ、肌は酒焼けでまっ茶色

ストレッチャーで病棟に運ばれて来たときは、ミイラかと思いました。

点滴を一週間くらい打ち続け、やっと喋れるようになったのですが・・・・・・

この方、さっきまで隣で元気に話していたなー、と、ふと目をやると。

気絶したかのように眠ってしまうのです。

先ほどのウェルニッケ、コルサコフ脳症の疑いあり。

とにかくその人は、とつぜん、死んだように眠りこけます。

入院仲間たちも驚いて看護師を呼ぶのですが。

声をかけても、頬をたたいても、何をやっても目が覚めません。

とにかく、なにをしても目が覚めないのです。

看護師3人に医師1人集まってきて大騒ぎになってきたところ、ひょっこり目を覚まし

「ん、あれ? みんな何をしよるん?」
 
という具合。


車の運転中だったらどうなるんでしょう。

恐い・・・・・・

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次記事どうぞ→アルコール依存症は断酒会に行くべきか?一人で飲みすぎたら生活はどうなる?(3)

前記事どうぞ→アルコール依存症は断酒会に行くべきか?一人で飲みすぎたら身体はどうなる?(1)

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※断酒189日目



(つづき)

次は生活の話です。

アルコール依存症者が断酒をせず、まいにち酒を飲み続けると、どうなるか。

人によりますが、晩酌だけで済むタイプの人は、生活は乱れることはあまりないですね。

そのような人が「アルコール依存症」と診断されるのは、1.で説明した「内蔵がやられるタイプですね。

酒により内蔵がやられてしまいには病気になるので、酒をやめなさい

ということですね。

内臓痛める アルコール依存症
フリーフォト写真ACより引用

では、内蔵はまったく元気なのに「アルコール依存症」と診断される方が大勢いらっしゃいます。

それはいったいどういうことでしょうか。

それらの人々は、酒を朝から飲んで、健全な普通の日常生活が送れなくなるタイプの方々です。

6.アルコール依存症者の生活に関して


そういった方たちが本物のアルコール依存体質になると。

脳が「アルコール切れ」の状態になったら、我慢ができなくなります。

いわゆる、「アルコール離脱症状(禁断症状)」が現れてきます。

手足の小刻みな震え(振戦)

異常な発汗

不安感、焦燥感、イライラ感

酷い人は幻覚幻聴

手足の震え アルコール離脱症状
フリーフォト足成より引用

これらが全部集まって「飲酒欲求」となります。

ここでアルコールを投入すると、これらの症状がウソのようにピタッと収まります。

だから、朝から酒を飲みます。


前夜、深酒をすると、ちょうど朝起きたときにアルコールが抜けて、アルコール離脱症状が現れてきます。

それゆえ、「朝から酒を飲みたい」となります。

そして我慢できなくなり、「ひと口だけ」といいわけをして、ひと口だけ、飲みます。

いったん症状はおさまります。

連続飲酒
フリーフォトPAKUTASOより引用

が、「ひと口だけ」のアルコール量はすぐに代謝され、また離脱症状が襲ってきます。

こんどは、「1合だけのんじゃえ」になります。

1合も飲んじゃうと、こんどは軽く酔ってくるからして、1合が2合、2合が3合と続きます。

そして気がつけば夜・・・・・・

もう一升くらい入れてますから、べろべろ、深酒ですね。

寝て、朝おきると、またふたたびアルコール離脱症状が始まります。

で、ちょっと一杯、ひと口だけ、1合だけ・・・・・・の繰り返し。

これが「連続飲酒」の正体ですね。

最悪の状態です。自力で脱出は難しいです。

7.アルコール依存症者の連続飲酒、まともに生活できない


もちろん、生活に悪影響・・・・・・というか、生活、できていません

・会社には「体調不良」「病気」「誰かが死んだ」といってウソをつき、ズル休みをするようになります。

・何日もつづけて休むと、いいわけもネタが尽き、連絡するのもおっくうになり、無断欠勤がはじまります。

会社からは「要注意人物」としてマークされ始めます。

・食事をちゃんととらなくなり、見かねた家族が用意したもののみ、なんとか口にします。

家族がいない場合、まったく食事を取らなくなる方もいます。

・酒が切れ時のみ、ふらふらの状態で酒を購入しに外出します。

近所の方にチラホラと目撃され、「悪いウワサ」としてあっという間に広がります。

もちろん、奥さん、お子さんが恥ずかしい目にあいます。

・近所にコンビニ・スーパーがある方はよいのですが、そうでない場合。

べろべろで見さかいがなくなってる、酒は欲しいわで、とうとう車で酒を買いに、ということになります。


酒気帯び運転 飲酒運転
フリーフォト足成より引用

8.酒を買いに酒気帯び運転


酒気帯び運転、飲酒運転、最悪のケースですね。

くりかえしていると当然、いつかどこかに車をぶつけます。

人にぶつけるではないにしろ、駐車場の他の車とか、建物にぶつけます。


酒気帯び運転 事故
フリーフォト写真ACより引用


今現在、酒気帯びで捕まると昔ちがって「免許取消し」になりますね。

そして「懲戒免職」など、人生にかかわる厳しい罰がまっています。

人生における致命傷です。

あやまって人でも跳ねたりしたらもう・・・・・・保険は出ない、会社は懲戒免職、最悪交通刑務所に

うちの断酒会では、最近、2名たてつづけに免許取消し・懲戒免職(ひとりは自営業ため、免許取消しで仕事にならない)になりました。


(つづく)

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次記事どうぞ→アルコール依存症は断酒会に行くべきか?一人で頑張ると心はどうなる?(4)

前記事どうぞ→アルコール依存症は断酒会に行くべきか?一人で飲みすぎたら脳みそはどうなる?(2)


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前回まで、アルコールの

3.~5.身体に関して

6.~8.生活に関して


影響について、おおざっぱに述べました。

で、「断酒会へ通うべきか」の本題へ戻ります。

アルコール依存症の小さな断酒会でも、断酒成功者は多数


ぼくが通ってる断酒会は、ふたば会ではなく、AAでもなく、地方ローカルな断酒会です。

ちいさな断酒会で、平均するとだいたい15名くらいが出席されてます。

歌を歌うわけでなく、本を読むこともなく、しかも雑談が多い、というワリとくだけた断酒会です。
断酒会
フリー素材いらすとやより引用

そのうち、完全断酒の方(期間的に、すくなくとも3年以上、ということにします)

完全断酒の方は、5、6名ほどいらっしゃいます。

20年選手が1名。

もうたまにしか来ないです。

10年が2名

断酒をはじめて一回も失敗することなく、入院することもなく10年目に突入された方あり。

しかも、酒とタバコを同時に止めたという手練れです。

ただそれまでが、数々の飲み屋から出入り禁止をくらったという、そちらの手練れでもあります。

・あとの数名は、何回か入退院を繰り返し、その後は断酒に成功している、代表的なタイプの方々です。


断酒 酒 アルコール依存症
フリーフォトPAKUTASOより引用


断酒失敗者も多数

ぼくは、というと、実はあんまり書きたくないのですが、精神病院の閉鎖病棟を7回も入退院し、今回やっと断酒6ヵ月を過ぎようとしています。

何回断酒したか。

まあそのネタでブログを書き続けているのですが。

えらそうなことを書いてますが、実態はこんなものですいません。

そして、グレーゾーンな方たち。

文字通り、グレーゾーン、断酒会に来られてはいるものの、時々、あるいはまれに、あるいは「せっかく一年断酒したのに」ふらっとスリップ・再飲酒される方。

これはけっこう大勢、6~7名はいらっしゃいます。


そして、まだ酒を止めれない方たち。

これは、断酒会に来られ始めたばかりで、まだ完全断酒までは到達されてません。


でも、良いのです。

スリップしようが、グレーだろうがブラックだろうが、「断酒会に定期的に来て」、なんとか酒を止めよう、完全断酒まではできてなくても、なんとか減らそう、と、努力されてますから、良いのです。


問題は、これまでちゃんと出席し、断酒されていたのに、ある日突然、ぷっつりと「断酒会に来なくなった」人たちです。

この3年間で、数えてみると。

10名近くはいらっしゃいるんじゃないでしょうか。

もちろん、自立して断酒しつづけてる方が立派な方が1名、いらっしゃいます。

そしてご想像通り、崩れてしまった方、多数。

スリップ 再飲酒 酒
フリーフォトPAKUTASOより引用


9.断酒に失敗して孤独死

すこし前の話ですが、最悪のケースが起きました。

ある方が、自室で酒ビンに埋もれ孤独死で発見されました。

まさか、あんなに元気でピンピンしてて、それまでのカラオケなどのイベントでも率先して歌われるような50代の若い方だったのですが。


どのような経緯でそうなってしまったかというと。

断酒会で元気で頑張っておられた、O氏。

一年くらい、完全断酒をつづけ、週一の断酒会にもちゃんと出席されていました。

離婚はされていたが、元奥さんが応援されていました。

上司も理解のある方で、毎朝、上司が目の前でシアナマイドを飲む確認をされていました。

毎週木曜日、3時からの断酒会に出席できるよう、配慮されていました。


そしてA氏は、何か世間の役に立つことをしようと思い立ったのでしょう。

東北震災の被災地でボランティア活動を、と、現場で作業をするため、現地に向かったのです。

その、ボランティア精神が、結果としてマイナスとなったようです。


10.離婚して一人で頑張っていたが

現場では当然、肉体労働となる。

震災で腐乱死体が転がっているような悲惨な現場で、作業を熱心に行なったようです。


読者のみなさんも、東北の被災地の悲惨さはご存じでしょう。

が、報道で見るのと、実際の現場を生で見るのとでは、衝撃は100倍違うらしいのです。


東北大震災
日本経済新聞サイトより引用


肉体労働の作業が終わると、仲間は当然、ビールで一日の疲れをいやすこととなる。

O氏は頑張っていたが、肉体的な疲れと、生で現場を見た精神的なショックから、とうとうアルコールを飲んでしまいました。

現場から帰宅、そしてまた現場へと、数か月は頑張りました。

震災復興の為に頑張りました。

その後、帰還。


しかし、精神的なショックで現場の悲惨な光景がどうしても忘れられなく、診療科で診察をうけたそうです。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)です」と診断されたという。


その後、断酒会に顔をだすことはなくなりました。

断酒会長が電話をしても出ない、メールを打っても返事がない状態がつづく。

数ヶ月、断酒会のメンバーが心配しつづけたが、「あの人のことだから、独りで頑張っているのだろう」ということで、だんだんと忘れ去られてきた。


忘れた頃、O氏の家族から、1本の電話が鳴りました。

訃報の知らせでした


(つづく)

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次記事どうぞ→アルコール依存症は断酒会に行くべきか?断酒会に来なくなって飲酒した例(5)

前記事どうぞ→アルコール依存症は断酒会に行くべきか?一人で飲みすぎたら生活はどうなる?(3)


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(つづき)


一人で断酒をしていた消防士の訃報

独り、断酒会を離れて東北の被災地で頑張っておられたO氏。

精神的なショックで現場の悲惨な光景がどうしても忘れられなく、

PTSD(心的外傷後ストレス障害)になっている」と診断されたという。
東北大震災 被災地
Yahoo!Japanネット基金サイトより引用

その後、断酒会に顔をだすことはなくなった。

忘れた頃、A氏のご家族から、1本の電話が鳴った。

訃報の知らせだった。

会長の話からなので、またぎきですが以下のようなことだったらしい。

震災のショックから立ち直れず、アルコールに手を出したO氏。

会社でシアナマイドを飲ませてくれる寛大な上司がいたのですが、異動でそれもなくなり。

結局、連続飲酒に。

会社にも出社しなくなり

そしてある日、飲酒運転にで酒を買いに。

かなり酔っていたいたらしく、コンビニの壁にかにぶつけ、警察沙汰になった。

事故 酒気帯び運転
フリーフォト写真ACより引用

ドアから降りたときは、フラフラでまっすぐ歩けない状態だった。

とうぜん免許取消、このご時勢、もちろん懲戒免職退職金なし。

50歳すぎで公務員の消防士ですから、本来はかなりの退職金があったはず。

それが全部パー。

こうなったら「飲む」しかない。

ひたすら、飲み続けたのでしょう

アルコール依存症者がたどる、最悪の道。

昨年の冬だったか、親切な近所の方が「部屋から物音がしない、何かあったのではないか」と大家さんに通報があり。

ドアをあけたそこには、こときれたO氏が横たわっていた、とのこと。

死後、数日

冬だったので気温が低く、体に損傷がなかったのがたったひとつだけの幸い。

50代後半、本当に早すぎる死。


元気なころしか知らない関係者全員が、ショックを受け、言葉も出ず。

会長と2人ほど、断酒会から通夜に出席した。

フタを開けるとそこには、以前とはまったく違う、ホオがげっそりやせ細り、目がくぼんだ別人のO氏が横たわっていた、とのことだった。


これは極端な例ですが。

ですが、ここまでいかなくても、断酒会から離れていった人達は、やはり飲酒欲求に勝てず、落ちていく人が多いように思えます。

連絡がつかない夫婦

例えば、毎週かかさず来ていたB夫婦。

ここの奥さんは、度々スリップはするものの、なんとか頑張っていました。

しかし、ある時期から、夫婦ともどもピタリと来なくなりました。

電話をしようが、メールをよこそうが、返信がありません

「連絡もしない」ということは、断酒をしていない、そうとるべきでしょう。

肝臓の数値が悪かったのですが、今やどうなっているのかわかりません。

夫婦 喧嘩
フリーフォトPAKUTASOより引用

断酒会に来なくなり、飲酒していた

また、お母さんと娘さん、という珍しい組み合わせで毎週来ていた、Tさん(娘さん40代)。

娘さんがうつ病で、しかもアルコール依存症

お母さんが心配して、うつに関していろんな情報を集め、うつのタイプも「メランコリック型(旧来の)うつ」ではなく、いま流行りの「新型うつ」ではないか、というところまで突き止めたお母さん。

しかしなかなか症状が良くならない、娘さん。

お母さんが心配に心配をかさね、手を変え品を変え、クスリを変え、もう何年になるでしょう。

いっこうに症状が改善しない娘さん。

もう、娘さんは断酒会にすらこなくなり、お母さんだけが出席するという形になりました。

かれこれ何年経ったか。

ある日、病院のカウンセリングで、とんでもないことが発覚しました。

カウンセリングでTさんが白状したところによると。


月に何回か、友達から、食事会やカラオケのお誘いがあるというのです。

そして、それには出席する。

(これが、新型うつの傾向でしょう。本来のうつですと、そんな場に出ることすらできない)

実はその時に、隠れてお酒を飲んで楽しんでいたとのこと。

カラオケ 飲酒
フリーフォト写真ACより引用

しかも、けっこう常習していたとのこと。

これはお母さんも知らない事実。

もちろん、ほかの誰も知らない。

知っているのは、カウンセラーと、ある事情で話を知ってしまったぼくだけ。

お母さんが知ったら、お母さんのほうがぶっ倒れると思います。

これが何年も続いていたと思われます。

当然、アルコールが入ればうつは改善しません。

アルコールを入れ続けながら、「うつが治らない、うつが治らない」と悩んでいたワケです。

そんなケースもありました。


こういったパターンをいくつも述べ、やはり断酒会に出席すべき、といいたいのはやまやまなのですが。

実は、ちゃんと断酒会に出席している人が・・・・・・ありゃ、実は飲んでたの?

なんてケースもあります。

(つづく)

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次記事どうぞ→アルコール依存症は断酒会に行くべきか?断酒会に来ても酒を飲む人は飲む(6)

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※断酒192日目

(つづき)

前回は、断酒会から離れていった人が落ちていったケースを述べました。

こういったパターンをいくつも述べ、やはり断酒会に出席すべき、といいたいのはやまやまなのですが・・・・・・。

ちゃんと断酒会に出席している人が、あら?実はそうだったの?

とういケースが、あります。

アルコール依存症で断酒会に通っている人が飲酒している

ちゃんと断酒会に通ってるひとが、ちゃんと断酒できているかというと。

新人では何ヶ月、ベテランでは何年、と続いているひとが多数ですが。

少数、そうでない方がおられます。


Mさん(女性、50代)の場合。

ほぼ、断酒会には出席されています。

この女性は、もともとビール好き。

問題なのは、「アルコール分0.0%」などを歌ってる、ノンアルコールビールのCMが多いこと。

「ビールのCMかと思いきや、ノンアルコール・ビールのCMだった」、なんてこと、多々ありますよね。

で、このかた、ついノンアルコールビールを購入して、飲んでしまう

アルコール依存症者の常識では、ノンアルコール・ビールはタブーですね。

「本物」を飲みたくなる


で、予想通りその女性も、飲んでも飲んでも酔わないノンアルコールを飲み、その続きで「本物」を買ってしまう

しかも1ケース6本入り。

缶ビール アルコール依存症
フリーフォト写真ACより引用

確信犯です。

1本あけたら最期、あっという間に6本消えるそうです。


この方は常習犯で、半年に1回はやらかしてくれます。

だから、断酒会仲間も「ああ、またか」という感じで、まあ、いつものことね、で終わってしまいます。

アルコール依存症ではない

Eさん(男性、60代)

実はうちの断酒会、きっぱり「断酒会」という名前をつけてなくて、「アルコール問題について考える自助グループ」的な名前の会なのです。

Eさん、主治医に診断されているにもかかわらず、「ぼくはアルコール依存症ではない」と未だに言い張っています。

もう、「否認の病気」を文字どおり貫かれてます。

1年以上はちゃんと断酒されていたのですが・・・・・・半年くらい前に、スリップから大飲酒され、奥さんと大ゲンカ。

一応、騒動は収まったのですが。

いまだ「ぼくはアルコール依存症ではない」を貫き通しておられて、毎日焼酎1合だけ、という約束で飲んでおられるそうです。
酒 焼酎
フリーフォト足成より引用

うちは「断酒会」とうたってないため、会にも出席されています。

節酒、減酒で、1合以上は飲まないそうです。

アルコール依存症は断酒会に通わないと崩れやすい

うちの断酒会のケースをいろいろ上げましたが、それでも統計的な数字をだせるほどではないですが。

やはり断酒会に来られる方のほうが、断酒継続率が高いと思います。

断酒会に来られないと、崩れ落ちていく方が半分以上おられました。

家族構成、家族の協力度、独り者、などによって、断酒会に通う効果がいろいろと変わることがわかりました。


断酒会から離れていって、落ちていった方。

死亡した人が何人も。これについては、ブログをさかのぼって読んでみてください)

断酒会に来ているが、いまいちスリップしたり、酒が入る方。

本当に人それぞれ、たくさんのケースがあります。

もちろん、ちゃんと断酒継続中が多数おられます。


それよりも、個々の環境に対しての断酒会の影響を考えたほうが良いと思います。

①独身、独り身、家にだれもいない

ぼくなんか、ああ優雅でウラヤマシイなあ、なんて思ったりしては絶対にいけないのですが、自由はいいなあ。

断酒するのに、一番過酷な状況ですね。

誰も止める人がいない

シアナマイドを管理、強制的に飲ませてくれる人もいない。

いつでもどこでも、酒が買える

断酒がいちばん難しい方たち。

アルコール依存症者が、“自分の意思のみ”で酒を止めなきゃいけない

ぼくならぜったい無理。

すすめられたりしたら無理。

意思、弱いので。
酒勧められる 再飲酒
フリーフォトPAKUTASOより引用

こういう方たちは、絶対に断酒会に行かないと断酒はムリだと思います。

スリップして飲んでても出席するくらいじゃないと、難しいでしょう。

②旦那さんや息子さんが依存症で、奥さんやお母さんが焦っている

いちばん多いケースだと思われます。

これもさらに分けると。

②ー1  奥さんが絶対的な権力を持ち、シアナマイドなんかを強制的に飲ませ、強制的に精神科に通わせ、強制的に断酒会に出席する。

②ー2  旦那さんや息子さんは酒をやめず、奥さん・お母さんだけが断酒会に出席、なんとかカウンセリングを受けたりする。

と、2パターンがあると思います。

アルコール依存症のそれぞれのケース

①独身、独り身、家にだれもいないケースの方は、断酒会そのものが長続きしないことが多いようです。

たびたび休むようになり。

会長が電話すると、もう飲んでいた。

それから、二度とこなくなる

飲み続けてるのでしょう。

会長が電話したり、家に訪問したりしましたが、電話に出なかったり居留守で、もう救いようがないところまで行ってしまいます。

底打ちするまで飲み続けるのだと思います。

②-1 奥さんが権力をもち、強制的にシアナマイドを飲ませ、精神科に通わせる。

このケースは、うちの断酒会に多いです。

何組もいらっしゃいます。

何年も断酒されています。

②-2 旦那さんが亭主関白。

このケースも多いのですが、アルコール依存症の旦那さんや息子さんは断酒会に来なくなり、どうしようもなくなった奥さんやお母さんのみ会にこられる、
奥さん心配 お母さん心配
フリー素材いらすとやより引用

ずっと奥さんやお母さんのみ、もう何年も会に来られていますが、いっこうに回復の兆しが見えません。

ほんとうに辛いと思います。

まとめ:本人が酒を止める気になることが大事。

断酒会に通ったほうが断酒継続しやすいと思われる。

独り身で断酒会にこず断酒している話は聞かない。


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