※断酒220日目

(つづき)

突然の発作

脳の中で発声したい言葉がぐるぐると回っているのだが、クチが動かせない。

喋りたい言葉が、口からでない。

声帯が鳴らない。

言葉が発せられない!

なんなんだ、この現象は。

突然の発作か?

つづけて、身体のチカラがすべて抜けていくのを感じた。

座っているベンチの、右側に倒れていくのがわかった。

すうっと身体が右側に倒れていく

その先は金属の枠に木版を何枚かはめた、硬いベンチ。
まずい、このままでは頭を打つ・・・・・・

頭がベンチにぶつかる寸前に、肩を間に入れた。

肩がベンチに当たり、ガツンと音がした。

頭は打たなかった。

なんなんだこれは。
どうなっているんだ。

予想だにしない、突然の発作だった。

突然の発作
フリーフォトPAKUTASOより引用

発作の症状は

タバコ部屋の皆が話しをやめ、

「おい、ふくさんどうした」

「おいおい、大丈夫か」

と声をかけてくるのが聞こえた。

周りがざわつきはじめた。

ぼくはベンチに倒れて、そのまま仰向けになった。
ベンチ 喫煙所
フリーフォトPAKUTASOより引用

そして太もも、腹、指先の筋肉がビグビグと痙攣(けいれん)し始めた

だらんと伸ばした腕の筋肉がピグッ、ピグッと引きつるたびに手のひらが上がる。

太ももがビグリビグリと引っ張られ、脚が飛び上がる。

腹筋が電流を通したように硬直を繰り返し、その度に胸が持ち上がる。

目は動かせる。

周りのざわつきも聞こえる。

身体が痙攣し、思ったように動かせない。
よくわからない、突然の発作の症状だった。

“てんかん発作” はまずい

誰かが「看護師を呼べっ」と叫んだ。

意識ははっきりしていた。

瞬間的に頭に浮かんだのは

『てんかん発作』 と思われてはまずい。
運転免許がなくなる。
再就職できなくなる
だった。

とにかく 『てんかん発作で失神』 はまずい。

身体中はビグビグと痙攣していたが、脳内はフル回転していた。

この状況をすべて記憶しなければ、意識を失っていないことを証明しなければ・・・・・・

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突然の発作に対する、看護師の対応

すぐに男性看護師が2人、喫煙所に駆けつけてきた。

ぼくは仰向けになって全身の筋肉の引きつりを感じながら、天井の一点を見つめていた。

看護師のひとりがペンライトのスイッチを入れ、その光でぼくの目を照らし左右に振った
「ふくさん大丈夫ですか、判りますか!」
ペンライト 発作
病気の診療所HPより引用

声はでなかったが、ペンライトの光を目で追うことはできた

右に左に動く看護師の手、その先の光を無心に追った。

担架を!

もうひとりの看護師に命令するかのように言った。

6人の男性看護師が喫煙所にドタドタと乱入してきた。

そのうちひとりが、紺色のビニール製のような、布のようなものを持っていた。
布製担架
ヤフオクより引用

大ごとになってきた。

これが双極性障害による発作だとは、もう少し後で知ることになる・・・・・・

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