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つづき、アルコール依存症者の家族の悩みについて。



6.アルコール依存症者の家族の悩み


夫や妻、父母がもしかしたらアルコール依存症なのでは?

と疑いをもったとしても・・・・・・

病院、しかも精神科へ連れて行こうにも本人は当然嫌がり、または泥酔していて激怒したりするため行けない、と悩んでおられる家族の方が多いでしょう。

アルコール依存症は俗に「否認の病気」とも言われ、本人が病気であることを認めようとしません。

なぜか認めないかというと、酒を飲むのを止められるからです。


ぼくの場合。

まず、持病の「うつ病」があり、そのうつ症状の辛さを酒を飲むことによってまぎらわせていました。

「うつ」というのは、何もしていないのに恐怖感や不安感を常に感じている状態。

本人は本当につらいのです。

飲んで泥酔することで、その辛さをまぎらわせていました。

辛さを誤魔化していました。

そして最終的には連続飲酒発作と呼ばれる、「朝起きてから寝るまで酒を飲み続ける」 という状態になりました。

寝ている最中にも、目が覚めたらすぐに飲めるようにと、枕元にコップ一杯の焼酎(アルコール度数25度のストレート)を常に置いておくようになりました。

アル中の症状である、酒が切れると手足が震えだし、立つことすらままならないざまになりました。


手の震え アルコール離脱症状
フリーフォト足成より引用


これはおかしい、異常だ、と看護師であり妻である彼女は考えたのでしょう。

当時うつ病の治療のため通っていたクリニックに妻と二人で受診しました。


そして主治医にこのように断言されます。

「あなたはアルコール依存症です。

このまま酒を飲み続けると、家庭崩壊、離婚、孤独死が待っています。

それを防ぐには、酒を飲むのを止めなければいけません。


さあ、家族をとりますか、それとも酒をとりますか?」 


妻の手前、なんとか声をふりしぼって

家族を選びます

と答えました。


そこで


と答えたら、一発離婚だったと思います。

長女が7歳、次女が3歳でした。

もう少しで父なし娘が2人できあがる、危ないところでした。


同じ質問に、本当に「酒。」と答えた方が断酒会におられました。

やはり離婚になり、バツイチとなりました。


離婚 アルコール依存症
フリーフォトPAKUTASOより引用

それほど酒の魔力は強いのです。


このように、妻の目の前で医師に完全に「アルコール依存症」と断言されたため、ぼくはそれを認めざるをえませんでした。

家族にアルコール依存症と疑わしき人がおられるならば、なんとかして精神科あるいはクリニックに同行しましょう。


※注意

内科ではダメです。

内科は、肝臓やすい臓が痛んでる場合は入院させ、肝機能やすい臓を健康な状態にして退院させてくれます。

これは要するに

「酒で痛んだ肝臓やすい臓を治療によって健康な状態にもどし、また酒が飲める身体にしてくれる」

というアルコール依存症者にとってありがたい施設なのです。

アルコール依存症という精神病にはまったく逆効果です。
 


7.アルコールの害、酒害


アルコール依存症は、ニコチン中毒や薬物中毒と同じ薬物依存の一種です。

薬物中毒は法律違反なので論外。

ニコチン中毒は、ベランダや喫煙所でタバコを吸うかぎりは人に迷惑をかけません。


ですが、アルコール依存症は他人に迷惑をかけます。

・家族がDV(ドメスティック・バイオレンス:家庭内暴力)や言葉の暴力に悩まされていたり。


DV ドメスティックバイオレンス 家庭内暴力
フリーフォトPAKUTASOより引用


酒気帯び運転をしたり。


・常に飲んでいるため仕事ができない、朝飲んで職場に行き、最期はクビになる


・自営業の方で実際にあった話ですが、お客様からの注文の電話を取ってメモしてはいるのですが、文字がまったく読めない、商売にならない

これらすべては本人はどう思ってようが、家族のつきることのない悩みとなります。


また、本人の身体のほうは

・肝臓やすい臓の機能悪化 → 肝硬変、すい炎 → 肝臓がん、すい臓がん


逆流性食道炎、胃腸炎


・酒呑みはろくに食べずに飲み続けるため、栄養失調となりすべての内臓機能の悪化


内臓 悪化 酒
フリーフォト写真ACより引用


・運動をまったくせずに飲み続けるため、極度に筋力が衰える


・また、多くのアルコール依存症者が大腿骨頭壊死に。
(太ももの付け根の骨が壊死して、歩けなくなる)

脳が前頭葉から委縮しアルコール性認知症、ウェルニッケ・コルサコフ脳症
(ふつうの人は頭蓋骨のなかに脳ミソがいっぱい詰まっていますが、アル中の場合
脳細胞がどんどん死んで脳が萎縮(いしゅく)し、しまいにはスカスカになります。
最後は物忘れどころか、日本語すらしゃべれなくなった患者を精神病院で見ました。)
(また、ふとした瞬間に気絶して、もどらない)

・歯を磨かずに寝るため、歯がボロボロに。
40代で部分入れ歯の患者を何人も見ました。)

末梢神経麻痺
(手や足がしびれたようになり、まともに動かなくなる)


ぱっと思いつくままに書いただけでもこれだけあります。

全身いたるところに合併症が現われます。


DVは論外ですね、離婚対象です。


ぼくの場合「静かなる依存症者」と言われるタイプで、飲んだ逆におとなしくなり、ひとりでパソコンなどをつついて遊んでいる場合が多いですが。

やはり妻と口論となり、やってしまうのが「モノに当たる行為」です。

酔ってケンカになり、イラ立ち、しかし酔ってはいても「男が女に手をあげてはならない」という理性が残っているのでしょう、なので怒りの矛先はモノに。

いろんなモノにあたってました。



8.手は上げないが、モノに当たる



モノに当たった、その①

新築で建てたばっかりの家に引っ越した時。

飲んで口論となり激昴して壁を殴ってしまいました。

ぱっかりと穴が空きました。


これは次の日、妻がポスターなどで隠してはいましたが。
 
とても悲しい思いをしながら穴を隠したのは、想像できます。


現在、家には3つの穴が隠されています。


モノに当たった、その②

まだガラケーだった時代。

飲んで口論となり、激昴してケータイを真っ二つに折ってしまいました。

酔いが覚めて大変後悔しました。

まだクラウドサービスなど無い時代でしたので、電話帳、メアドがすべて消滅。

ほうぼうの知人に聞いて、電話番号、メアドの再入力を数百件。
 
自業自得でした。


モノに当たった、その③

妻が運転する車でまた口論となり激昴して、助手席から右ストレートをフロントガラスへ。

パリンッといってひび割れてしまいました。

後日修理代の見積もりをもらった際、妻のほうが激昴しておりました。

パンチ一発、10万円


とにかくアル中は、居るだけで家族にとっては大変迷惑な存在です。

大変な毎日です。


平和な家庭がほしい

早く平和な日常を送りたい


間違いなくそう思われています。


次回はアルコール依存症の症状について。

はたから見た目でも分かる症状があります。



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