うつ病でアルコール依存症:人生終わった男の闘病記・体験談

閉鎖病棟の体験談から、アルコール依存症・うつ病の闘病記。
2児の父が急にうつ病で倒れた。酔いにまかせて仕事にいくも今度はアルコール依存症だと。
家族から精神病院に何回も入院させられ、断酒に挑戦するが失敗。抗うつ剤、睡眠薬はいまだかかせず・・・・・・

うつ病、アルコール依存症にならないよう、みなさんのお役にたてればと思います。

タグ:断酒

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※断酒204日目

「このくらい、エエじゃろう」とビールを差し出された

ぼく自身の送別会が、マンションの管理人室で行われた。

若い衆が買ってきたのは酒だけで、ソフトドリンクはなかった

管理人室は
水道はなく、トイレしかない。

塩辛い仕出しで、次第に喉が渇き、たまらなくなっていた。

このくらい、エエじゃろう

長老が、コップ半分にビールを注いで、ぼくの目の前に差しだした。
ビール
フリーフォト足成より引用

場の空気は70歳の長老に支配され、もう 「飲め飲め」 モードになっていた。

スリップ、再飲酒の誘惑

酒飲み用に塩辛い仕出しに、喉の渇きを1時間はがまんしていた。

でも、何かで喉をうるおしたくて仕方なかった。

目の前差し出されたビールに、ぐらついた。


今や3年断酒している。

たったのビール半分で、今までの苦労がすべて泡となる。

しかし強烈に喉が渇いた。

なんでもいいから飲みたい。
水 喉が渇いた
フリーフォト足成より引用

他の7人はワイワイと 「今すぐに飲め」 という。

「アルコール依存症だから飲んではいけない」 ではなく、「肝臓が悪いからドクターストップなんよ」 と真実を隠していたのも拍車をかけていた。

肝臓が悪くても、ひとくちくらい大丈夫じゃろう

そんな空気だった。

アルコール依存症だとカミングアウトしておけばよかった。

しかし、それはすでに時遅しの状況になっていた。

ついにスリップ、再飲酒してしまった

ついに・・・・・・手を出してしまった。

考えると、
何もかも言い訳にしていた。

「喉が渇いてたまらない」「若い衆がソフトドリンクを買ってこなかった」「部屋に水道がない」

何もかも言いわけにしていた。

コップを手に取り、大衆の望み通り 「ごくり」 と口に含んだ。
ビールを飲む
フリーフォト写真ACより引用

3年ぶりに飲んでしまった

スリップ、再飲酒してしまった。

すぐに、大罪を犯した気分になった。

そしてビールのえぐみとともに、のどから胃が火照ってきた。


久しぶりのビールはさぞや旨かろう、と思うでしょうが、実はそうでもない。

こんなもんだったっけ

そう、アルコール依存症者にとって、酒は特に美味いものではない。

酒は単に酔っ払うための、心地よい泥酔感を味わうための
道具、薬物にすぎない。

断酒中のスリップ、再飲酒は飲みだしたら止まらない

そしてコップ半分のビールでやめとけばよいものを。

アル中の人は必ず次のように考える。

コップ1杯も10杯も同じことや。スリップ、再飲酒したことには変わりないやろう。」


それからは、何杯飲んだか覚えていない。

3年我慢していた酒を、ダムが崩壊したかのように飲んだ。
乾杯 ビール
フリーフォト写真ACより引用

その後すぐにブラックアウトした。

※ブラックアウト=飲んで記憶がなくなること。
アルコール依存症者は、まるで笊(ざる)のように酒を飲む。
しかし、うつ病など精神病を併発していたりするため、薬の影響でたった2・3杯でブラックアウトする人が多い。

家が大嵐になった

次の日の朝、二日酔いのまま目が覚めた。

そしてぼくが飲んでしまい泥酔したことで、
台風のように家中が大嵐になった

嫁や義母はおおいに
立腹、立腹どころか激昴、過去の精神病院への入院・惨事がフラシュバックし、感情のコントロールができなくなっていた。

信じていたのに裏切った
、子どもへの悪影響、今後はどうするつもりなのか、とにかく責められ続けた・・・・・・

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次記事どうぞ→

前記事どうぞ→断酒の自信はあった。しかしそれは慢心だった 精神病院 体験談3(1)


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※断酒203日目

自分の送別会

会社のふくさんとはお別れじゃが、ふくちゃんとは個人的におつきあいをしたいのう・・・・・・

という、自治会長の言葉がとてもうれしかった。


御年70才の長老に認められている感が、とてもうれしい。


当時、ぼくは会社を辞めることになっていた。

そしてそのころ密に関係を保っていた、近隣地区の自治会長が、送別会を催してくれた。

自分の送別会なので、断るわけにもいかない

送別会には、自治会長とその若い衆3人ほどが来てくれるという。

うちの会社からは、ぼくのほかは2名だ。

こじんまりとした送別会だった。


そしてそれは開催された。

31階建て高層マンションの2階、会議室

たたみ、茶色の質素なテーブルと座ぶとんの和室。

本棚と、独身部屋にあるような小さな冷蔵庫、窓が2つ。

トイレ。
マンションの管理人室
フリーフォトPAKUTASOより引用

マンション管理組合だとかがちょっとした打ち合わせに使うのだろうか。

そこで仕出しを持ちより、「ぼくが主人公」の送別会がひらかれた。

3月18日、陽がおちるとスーツでも肌寒い、そんな日だった。


もちろんうちの社員たちは、ぼくがアルコールを飲めないことは知っていた。

お客さまでいちばんエライ長老、自治会長にも「実はドクターストップで、飲めない」旨を伝えておいた

ところがその最も重要な情報は、「若い衆の買い出し担当係」にまったく伝わっていなかった。

ビール、焼酎、酒はたくさんだが、ソフトドリンクが無い

和室の各個人個人の前に置かれた、いかにもな高そうな仕出し。

自治会の買い出し担当係が「どうだ」とは言わず広げたスーパーの白いビニールからは、ビール3箱、日本酒が数本、そして焼酎も数本

酒だらけ。

いや、酒だけ


しかし、特に気には留めなかった。

それは、なぜか。

それは、3年間、断酒し続けたから。


会社の飲みには全部出席し、お茶とコーラで済ませて帰る。

3年ほど、それで何も問題は起きなかった。

「これまでと同様、喰ってさっさと帰ればいい」

そのくらいにしか考えていなかった。


慢心していた。

断酒し続けた自信が、逆にアダとなった。

仕出しは酒飲み用に、とても塩辛い味付けだと気づくまで。

そして、長老がコップ(小)にビール半分ついで、「このくらいエエじゃろ」と勧めるまで。

塩辛い仕出しばかり、ソフトドリンクが飲みたい

仕出し
フリーフォト足成より引用

仕出しの茶色いトコブシは美味しく煮込んであったが、酒呑み用で塩辛かった

立派なホタテ貝の煮付けも旨かったが、やはり塩辛かった

くるま海老を赤く塩焼きしたヤツも、やはり塩辛かった


1時間ほどは、楽しい時をすごした。


しかし、喉が激しく渇いてきた

お店なら、お茶でも水でも注文すればよい。

しかし、ここの水源地はトイレしかなかった。

「何かで、喉をうるおしたい。」


・・・・・・酔っぱらった長老がそれを察してか、コップ(小)に半分ほどのビールを注ぎ、ぼくに差し出してきた。

ビール
フリーフォト足成より引用

このくらい、エエじゃろう

自治会長は酔っぱらって、ぼくが「酒を全く飲めない」と言ったことを、すっかり忘れたらしい。

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次記事どうぞ→ついにスリップ、再飲酒してしまった。家が大嵐になった 精神病院 体験談3(2)

前記事どうぞ→ED?うつで男が役に立たなくなった時の対処法


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断酒195日目

(つづき)


断酒中のアルコール依存症にとって、危険なところパート3

自分の歓送迎会」または「懇意だったの人の歓送迎会ですね。
歓送迎会 飲み会
フリーフォト足成より引用
この問題は、サラリーマンにとって「もっとも断りにくい飲み会」だからですね。

自分の歓送迎会は、断れない

恩がある方の歓送迎会も、出席せざるをえない

でも、断酒中なので飲めない。

家族からは、当然「行くな!」と反対されている。

しかしサラリーマンの宿命なので、断るわけにはいかない。

どうにか飲まずに事を穏便にすませたい。

誰も傷つけずにWin-Winで事を終わらせたい。

こんな場合、次のように逃げています。

1.ドクターストップで酒が飲めない作戦

飲み会はたいてい

生ビール10個!女性はカルピスサワー2つ!

などから、宴会がスタートしますね。

ここで「ぼくはウーロン茶で」なんて言うと、

なんとTPOのないヤツ

と思われてしまいますので、一応、生ビールを頼んでおきます。

で、

「カンパーイ!」

の音頭で、みなと同じようにグラスをガチガチ当てて、飲むフリをしておきます。

(実際は、泡に口をつける程度)

つづいて、酒飲みの人がすぐ「生、おかわり!」とか言い出しますので、

「スイマセン、ぼくはコーラで」と、どさくさにまぎれて注文します。

すると、

「どしたん、飲めんのん!? ○○の送迎会じゃけえ、飲まにゃ!」

などと返ってきます。

そこで

「スイマセン、ぼく実は、ドクターストップがかかっちゃって。」

と、肝臓のあたりをさすります。

カミングアウトします。
肝臓痛い ドクターストップ
フリーフォトPAKUTASOより引用
すると、さすがに酒飲みの方は事情がおわかりになるのでしょう。

「あー、ドクターストップかーそりゃしょうがないのぉ、残念じゃのぉ」

などと、だいたいの方に理解していただけます。


さすがに医者がダメと言ってるのに「飲め!」と強要する方は、いまどき少ないです。

パワハラになります。

2.酒を飲まないため車で行く作戦

これは、自分で自分に枷(カセ)をかけるためですね。

いくら 「飲みたい」 誘惑にかられても、このご時世さすがに飲酒運転はできません

ドクターストップで、車で来ている

とまでカミングアウトしますと、飲むのを進めるところか、

飲もうとしても、止めてもらえる

というメリットまであります。


さらにもうひとつ。

宴もたけなわ、さあ終わりますか、というときに。

今日、車なんですが、もしよければ送りますよ

と誘います。

中にはタクシー代2000円、3000円もかかる方もおられましょう。

少々遠くても、送ってあげるととても感謝される

「イイやつだ」 とも思われるメリット付き。
タクシー
フリーフォト足成より引用
これで、飲まなくてもだれも文句を言う人はいないハズです。

たぶん、ですが。


それでも無理やり酒を飲まされる会社は、もはや仮病を使うしかない

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次記事どうぞ→アルコール依存症には危険!逃げるべき(4)コンビニのワンカップ酒

前記事どうぞ→アルコール依存症には危険!避けるべき(2) ソメイヨシノで花見!


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のつづき。

どうやって酒害(アルコールの害)を防ぐか、についてお届けします。


11.アルコール依存症の治療、治し方


残念ながら現在の医学では、「治癒」する方法が無いのです。

酒をきっぱり止めるしか、「治療」する方法がありません。


よく例えられるのが

「たまごを一度ゆでててしまうとゆでたまごになり、二度と生たまごに戻らない

というように、一旦アルコール依存症になってしまうと、二度と普通の人には戻れないのです。

アルコール依存症未満の方は、完全に依存症になってしまう前に、どうにかストップさせましょう。


アルコール依存症者は、酒害をふせいでいくしかありません。

※酒害:本人が肝臓やすい臓など内臓を壊したり、アルコール性うつ、朝から飲んで仕事に行けなくなってしまう等のほかに、DV (家庭内暴力)のような家族への害も含まれます

「酒害を防ぐ」 しか方法がありません。

酒害を防ぐために、「断酒」と言われる、きっぱりと酒をやめるしか方法がありません。


断酒 アルコール依存症
フリーフォト足成より引用


「家族より酒を取る」

のがアルコール依存症者ですから、酒をやめるのはそうとうな覚悟・努力がいります。

「早死にしてもいいから、酒を飲みたい」

命よりも酒が大事なのですから。


アルコール依存症者は、エタノールの薬物中毒者ですので「節酒」は不可能です。

たとえ数日のあいだ酒量を減らしたとしても、すぐに元に戻ってしまいます。


2019年現在、アルコール依存が軽い人向けに、「節酒」「減酒」という方法が用いられるようになってきました。

重度のアルコール依存症になる前に、飲む量をコントロールして減らしていこうというやり方です。

そのための新薬も出始めました。



タバコの本数を減らすのがとても難しいのと同じです。

「節煙して苦しい思いをするぐらいなら、きっぱりと禁煙したほうが楽」

だというのは、スモーカーの方ならお分かりでしょう。

まったく同じことです。


その断酒を続ける方法ですが、これが難しい。

俗に言う「断酒の3本柱」というのがあります。


①通院、病院に通う


これはもちろん精神科や神経科クリニックです。

酒をちゃんとやめているか、確認のため採血されたりします。


②抗酒剤を飲む


アルコール依存症者がアルコールを飲めないようにするためのクスリ、シアナマイドノックビン


写真:シアナマイド
シアナマイド 抗酒剤


このクスリを飲んだあと酒を飲むと、とんでもない目に合います。

まず、心臓の鼓動が200メートル全力疾走したくらい激しくバクバクし始めます。

これがずっと続きます。

そして視界が真っ白になり、激しく気持ち悪くなる。


その正体は・・・・・・

クスリの作用でアルコールの代謝が遅れる。


   ↓

アルコールが代謝されたあとに出来るアセドアルデヒド
(発ガン物質。酒に強い人は、すぐに代謝してしまう)
の代謝も極端に遅くなる

   ↓

そのため、気持ちが悪くなるアセドアルデヒドが身体中をめぐり、酒が飲めなくなる。


という働きにより、下戸と同じになってしまいます。


死にそうになって救急車を呼んだ」 という話を、何名もから聞きました。

いわば、酒を飲んだ罰みたいなものですね。


③断酒を続けている仲間たちが集う、断酒会などの自助グループに参加する


それはなんですか、といいますと。

アルコール問題をかかえた人々が集う、「頑張って酒をやめよう」という会。

自治体の福祉センターや、総合病院などにパンフレットがよく置いてあります。


もちろん家族が参加すると、

自分の家だけではない、さまざまな家庭でさまざまなアルコール問題がある

アルコール依存症、またはそれに近い方への対応方法、アドバイスが聞ける

というメリットがあります。
 
断酒会 アルコール依存症
フリー素材いらすとやより引用



そして少し前になりますが、4本目の柱が登場しました。


④飲酒欲求を抑える薬、レグテクトの服用


実際に飲んでいる方、数名に効果のほどを聞いてみたところ。

「酒を止めたい」

と真から考えている人には、効果があるそうです。

酒をやめるつもりなどないが、病院からそのクスリを処方されている。

そういう人には、あまり効果がないらしいです。


12.アルコール依存症 一歩手前の方へ


前章でも述べましたように、一旦アルコール依存症になってしまうと、もう一生酒を飲めなくなります。

ですが、依存症手前の方であれば、まだなんとかなります。


前記事のコメントにもありました。(みゆさん、ありがとうございます)

「旦那は休日、朝から飲んでいる。しかし、仕事は休まずちゃんと行っている」

ここからはぼくの想像ですが、旦那さんは毎晩かかさず晩酌をされていると思います。


以前のぼくもまるっきり同じでした。

日曜日、幼い子どもたちを連れて公園に行くのですが、ワンカップをポケットに忍ばせてずっと飲む。

昼には泥酔して家に帰り、嫁さんに激怒される始末。

パチンコも飲みながら。

勝っても負けても飲みながら。

写真:リーチ目
スロット パチンコ 酒飲みながら


パチ屋のとなりに必ずある ラーメン屋で日本酒(冷や)を必ず飲む。

良いがが覚めそうになったらラーメン屋に行き、また冷やを頼む。


そして晩酌どころではなく。

会社には行くのですが、帰宅途中でコンビニでワンカップを購入、一気飲みしてふらふらに

酔っ払って家に帰る。


休肝日など無し

365日、毎日飲む。

次の日 人間ドックでも飲む。

二日酔いでまだ酔っ払ったまま人間ドックを受けてしまい、看護師に怒られる始末。


これは言い訳ですが。

日本の会社での飲み会では、「ザルのように飲んだほうがエライ」と評価される風潮がありますよね。

飲酒文化と言うのでしょうか。

テレビCMではこれでもかと言わんばかりにビールを 「飲め飲めのどごし生!」 と宣伝するものですから、飲んでしまいますよね。

※いつ頃からかは知りませんが、アルコール飲料のCMは夕方6時以降、とメーカーのほうで自主規制されているようです。


「アルコール依存症」なんて聞いたことがないぼくは、飲んだほうがエライのだと、毎日あびるように飲んでいました。

しかしこの時点で節酒を心がけていれば、アルコール依存症にはなっていなかったと思います。

アルコール依存症未満の方は、ここでなんとか踏ん張って「完遂」にならないよう頑張りましょう。

でないと、一生酒が飲めなくなります。


13.アルコール依存症未満の方は酒を控える


ぼくはすでにアルコール依存症なので酒が飲めません。

酒を飲まない(依存症手前の方は、酒を控える)ための方法をいくつかご紹介します。


①飲むことができない、ナニかをする


例えば、スポーツジムに通う。

ムリに会員制の料金が高いジムでなくても、公共のスポーツセンターなどでも構いません。

ランニングマシンやウェイト・トレーニングマシンで体を鍛え、カガミで自分の身体をみてみましょう。


ジム 運動
フリーフォトPAKUTASOより引用


1ヶ月~3ヶ月も通うと、「酒で脂ぎった」身体が、どんどん引き締まっていくのが嬉しくなります。

毎週同じ時間に通っていると、毎週同じ時間に通っている常連さんの友達ができて、ジムにいくのが楽しくなります。

「飲酒以外での生きる喜びを見つける」ことが大事ですね。

ウォーキングや、ツーリングでも良いです。

とにかくワザと「飲めない時間をつくる」これが大事。



②嫁さんがぼくに仕掛けたのは・・・・・・


「日曜日、午前中に食材を買い出しに行くので車を運転してくれ

「チビらと崖の上のポニョを観に行くから運転して

でした。

こうなると、休日は朝から飲みたいのですが、運転するのであれば飲むことができません。

飲むのは用事が済んでから。

これでだいぶ節酒させられました。



③家に酒をおかない


これは禁煙しようとしても、手元やどこかにタバコがあるとつい吸ってしまうのと同じですね。

冷蔵庫にビールが冷やしてあるとつい飲んでしまう。

神棚にお神酒が置いてあると、つい手を出してしまう。

酒飲みはそんなもの。

家中のアルコール飲料を全て捨ててしまいましょう


④飲み友達との接触を避ける


当然、飲むハメになりますから。

「今 肝臓が悪いので、酒はドクターストップがかかっている」

と言って、飲まずに昼メシでも食ってくれるなら、その友達はアナタの身体を心配してくれている、本当の友達です。


酒なしで崩れる程度の関係なら、それまででしょう。

それは本当の友人とは言えないのでは?


ぼくは年末に必ず、高校時代から30年も付きあっている同窓生3人と忘年会をするのですが。

彼らは忘年会なので飲むには飲むのですが、ぼくに酒をまったく勧めてきません。

ぼくがこれまでどれだけ入退院をして苦しんできたか、知っているからです。


酒量ではなく、「酒を飲んでいる時間が長ければ長い」ほど依存症になる可能性が高くなります。

逆にいえば、「酒を飲んでいる時間が短ければ短い」ほど、依存症にはなりにくいでしょう


アルコール依存症になってしまう前にどうにかして止めるのは

アナタ、もしくは家族の努力しだいです。


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〇朝から酒、夜まで飲む、連続飲酒発作



どのように飲んだのか、というと。


前の日に商店で買った酒を隠しておいた。

そして朝起きるとすぐに酒を入れ、夜寝るまで入れつづけた。


酒 焼酎 アルコール依存症
フリーフォト足成より引用


ある日を境に、朝起きて夜寝つくまで、仕事もいかずに数日間ひたすら飲みつづけた。



なんで朝から飲むようになったのか、というと。


ある日を境に、晩酌をしはじめたからである。

それまで断酒を頑張っていたのに、ある日を境に、酒を入れ始めた。


家族にばれないよう、自分の部屋でこっそりと。

なんで夜、酒を入れるようになったのか、というと。


それは断酒中に誘惑にまけて「最初の1杯」を飲んでしまったからだ。


最初の1杯が2杯になり、2杯が4杯になり、晩酌となり、最期には朝から晩まで飲むようになってしまった。

こうなってしまっては断酒の事などどうでもよくなる

朝から晩まで飲むことを、連続飲酒発作という。


なんでそうなるのかというと、なぜならばぼくがアルコールの薬物依存症だから。



連続飲酒 アルコール依存症
フリーフォトPAKUTASOより引用


〇アルコール依存症者は1・2杯では済まない


アルコール依存症者は、軽く1杯では済まない。

2杯でも3杯でも済まない。

ブレーキが壊れた車のように飲み続ける。


泥酔状態になって、やっと落ち着く

しかしそれも、アルコールが切れてくるにつれ我慢できなくなり、次から次へとアルコールを入れないと気が済まない。

朝、目が覚めたときから、アルコールを欲している

朝から飲むため、仕事に行かれない。

まっとうな社会生活をおくれない。

人によっては、怒鳴り散らしたり、妻や子どもに暴力をふるったり、性的犯罪を犯す。


酔っ払い 怒鳴る
フリーフォト足成より引用


最初の1杯さえ飲まなければ、こんなことにはならなかった。


今、広島一有名な瀬野川病院の精神病院・閉鎖病棟に入院中。



AA(アルコホーリクス・アノニマス 断酒会)の冊子より引用


「アルコホリズム(アル中のこと)の専門医も、この最初の一杯を避けるという考え方は医学的にも根拠があると言明しています。直ちにであれ、ある程度の時間がたってからであれ次の一杯を渇望する強迫観念の引き金となるのは、この最初の一杯であり、そのために結局はまた飲酒のトラブルに見舞われることになる。」


・・・・・・AAの冊子「どうやって飲まないでいるか」10頁より引用




家族、会社、断酒会ほか関係者みなさまに多大なご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。



また、大酒飲み、軽度のアルコール依存症の方々に、少しでもぼくの体験が少しでもお役に立ちますように



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久しぶりのタバコでくらくらした


僕はタバコを1本持ち、中庭に出た。

病院の建物は、上から見ると、“長方形のドーナツ型”のビルだ。

5階建てで、真ん中のドーナツの穴の部分は、青空へ吹き抜けとなっていて、地面には草木が植えてある。

コンクリートに囲まれた、文字通りの中庭だ。


そこに、喫煙所があった。

屋外用の、灰やホコリで汚れた灰皿を囲むように、木製のベンチがならべてある。
ベンチは4つで、総勢8人から10人程度はタバコが吸える。

既に5人の患者達が白い煙を吐いていた。

その奥には、木や花たちが植えられている。

斜めに差し込む夏の朝の陽ざしが、木々の葉にあたり、緑の葉っぱをオレンジ色に輝かせていた。


僕はベンチの空いているところに腰かけ、灰皿に鉄のチェーンで結びつけられている100円ライターを手に取り、タバコに火をつけた。

タバコ 灰皿
フリーフォト足成より引用

うつむいて、ゆっくりと、一息吸いこんだ。

久しぶりのタバコだった。

肺で吸収されたニコチンが、脳に浸透し始め、くらりと軽いめまいを覚えた。

ボーっとしていた僕の視界が、はっきりとモノを認識し始めた。

顔をあげた。


5人の患者たちの顔が目に入った。


アルコール依存症で入院していた患者たち

なんと・・・・・・そのうち3人は、“友達”だった。

友達といっても、シャバの友達ではない。

前回春に入院していた時、アルコール依存症で入院していた、一緒に苦楽を共にした仲間だった。


ヤナイ(仮名)さん」(女性、40代

・・・・・・酒焼けで肌は茶色く、白髪まじりの髪の毛は相変わらずボサボサだ。


オモイ(仮名)さん」(男性、50代

・・・・・・すこしオデコがハゲつつあるが、気の優しい、しゃべりやすいオジサンだ。


ワタナベ(仮名)くん」(男性、20歳

・・・・・・アルコール依存症なのに飲み屋で働いているという、変わったオニイチャンだ。それでは依存症が治るわけがない。点滴をしており、目がまともではなく、ボーッと空中を見つめている。

全員、アルコール依存症で入院していた患者たちだ。


アルコール依存症患者 入院仲間
フリー素材集いらすとやより引用

懐かしい友と再会した。
僕達は仲が良かった。

全員、春の入院で、ほぼ同時期に退院している。

ということは、僕も含めて4人が4人とも、断酒に失敗し崩れたってことだ。


「死ぬ、生きる、死ぬ生きる死ぬ生きる」と考え続けていた僕には、最高のプレゼント、“仲間”だった。

僕達は感激して、互いのこれまでの経緯を語り合った。

久しぶりに、“笑顔”でいるのがわかった。

警察の留置場の出来事を話したら、みんな笑ってくれた。

みんな、辛い思いをしていた。


たくさん話した。


笑い合った。


懐かしい友との再会は嬉しかった。


仲間がいれば、この苦しさを乗り切ることができるかもしれない・・・・・・

少し、希望が湧いた。


妻が来た

午前中、看護師から「家族の方が来られているので、出てください」といわれ、牢獄からデイ・ルームに向かった。

そこには、懐かしそうな顔で優しく心配そうに僕を見つめる、愛しの嫁さんが立っていた・・・・・・ということはまったくなく。

黒い大きなバックを持ってきた彼女は、恨み、つらみ、憎しみ、憎悪、嫌悪、とにかく、ありとあらゆる負の念をもって、僕を睨みつけていた。


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断酒中なのに酒を飲みたい

9月3日、暑い日だった。

早朝、いつものように車で嫁さんを仕事場に送迎した。

良く晴れた、天気の良い朝だった。
車 送迎
フリー素材PAKUTASOより引用

しかしその時点で、僕はもう酒を飲みたかった。
というより、朝起きてからすでに飲みたかった。

断酒中なのに飲酒欲求を抑えることができない

僕は昨日と一昨日、2日続けてたった1合づつ飲んだだけだ。

たったそれだけで、「飲酒欲求100%」になってしまった。

せっかく治まっていた飲酒欲求が、がぶりと顔を出した。

喉が、食道が、胃が、脳が、アルコールを欲している。


今、飲まないのは、なぜならば運転しているから。


今、飲まないのは、なぜならば助手席に嫁がいるから。


今朝、目が覚めた時点から、僕は飲みたくなっていた。


数か月の断酒で造ってきた身体のコンディションが、ほんの2合の酒で元に戻ってしまった。

「胃が空腹なので、何か食べたい」かのように「酒が切れてるから、酒を飲みたい」

そう、脳が要求してくる。


まるで喉がかわいた時や腹がへった時のように本能のように酒を求めてくる。


素知らぬ顔で嫁を勤務先に送り届け、そして車をその勤務先の駐車場へ停めた。



もともと、彼女は車で通勤していた。

勤務先に駐車場を借りている。

ただ、今は僕が休職中のため、送迎ドライバーをしていた。

夕方迎えに行くため、昼間に酒を飲めない状況になるからだ。


僕はその駐車場へ車を停め、キーをフロント右タイヤの裏へ隠した。

携帯メールで嫁に「急用が出来て車を…」などと送った。

キーの在りかも伝えた。


嫁の勤務先は病院なので、携帯メールをチェックするのは昼休みか、午後の何時かだ。

急いでコンビニに行き、ワンカップ焼酎「かのか」を2本購入した。

断酒中なのに飲酒欲求に負けてしまった。

焼酎を空けた。

気がつけば鉄格子の中に。囚人か

ふと、目が覚めた。


うす暗い。

何時なのか。


僕はタイルの上に敷いたふとんの上に寝ていた。

まったく知らない場所だった。
まだ、酔っている。

寝ころんだまま目をあけた。

視線の先には、白い天井が見える。


寝ころんだまま、視線を上に、いや顔ごと上側に向けた。


金属をペンキで水色に塗ったような直径2センチくらいのパイプが、床から天井へ垂直に、10センチほどの間隔でズラリと並べらているのが目についた。


その10センチづつの隙間から向こうに、廊下が見える。

鉄格子 警察
フリーフォト写真ACより引用


それが“鉄格子”だと理解するのに、時間はかからなかった。


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酒が欲しい、飲酒欲求を抑えることができない

9月2日、暑い日だった。

早朝、いつものように車で嫁さんを仕事場に送迎し、家に戻った。

ふと、今、自分が酒を欲していることに気がついた。

僕は「アルコール依存症」という病気である。

しばらく前、医師にそう診断された。


僕は「うつ病」でもある。

もっと昔、医師にそう診断された。


「あなたはうつ病です。それに加えて、アルコール依存症になっています。先にアルコール依存症を治さないと、うつ病は治りません。」

ちょっと前、医師にそう言われた。

うつ病 アルコール依存症
フリーフォト足成より引用

昨今、市民権を得た「うつ病」が何なのかは、皆さんもうご存知であろう。


アルコール依存症というのは、俗に言う“アル中”だ。


簡単に言えば「常に酒が欲しい」「酒を飲み続けて常に酔った状態でないといられない」という病気で、薬物依存の一種だ。

逆に言えば、「酒を飲んではいけない時でも飲まなくてはいられない」人たちの事を言う。
酒が欲しいことを「飲酒欲求」という。

「あなたは飲みすぎで肝臓機能が異常をきたしています。このまま酒を飲み続けると、肝硬変で死にます。
と医師に言われながらも、酒をやめられない人。


「今から車を運転して仕事にいかなければならない。仕事で車をつかう。」
ので、飲酒運転は絶対避けなければならないのに、酒を飲んでしまう人。
飲酒運転 酒気帯び運転
フリーフォト足成より引用

「朝、起きるとどうしても不安感や恐怖感からベッドを抜け出せない。酒を飲んだら動ける。」
でも飲んで酔ってしまって、会社に行ったり、家事や育児などができない人。

これまで精神病院で出会ったアルコール依存症患者は、だいたいこの3種類の人種だった。


僕はうつ病が元にあるので、3番目のほうになる。


僕は血液検査、レントゲン、エコー検査などから、身体や内臓に異常はまったくみられない。

「サケヲヤメナサイ」

僕は元来大酒飲みだが、医師のこの言葉以外に、酒を止める理由は無いと思っていた。


アルコール依存症の治療は断酒しかない

このやっかいな病気は、「酒を全く断つ」、断酒することにより症状を出さないようにするのが一般的な治療法だ。

アル中達は“節酒”だとか“意思の問題”だとか、そういう生易しい次元はとっくに通り越していて、断酒以外に解決方法がないらしい。

 

まずは入院し、断酒する。

そうするとどうなるかというと、常日頃「酒を飲みたい度100%」の気持ちがだんだん下がってきて、「50%」「30%」くらいになってくる。

さらに頑張って断酒していると、退院のころには「5%」くらいになる。

退院して家に戻り、酒なし生活を数カ月もつづけると「酒飲みたい度1%」くらいに落ち着く。

 

1%ならなんとか飲まないでいられるので、そのまま断酒生活を続ければ良いわけだ。

酒さえ飲まなければ、肝臓が悪くなることもないし、仕事に行けるし、家事もできる。

「精神疾患患者」ではなく「普通の人間」として生活できるわけだ。

僕は退院して昨日まで3か月ほど、先ほどの「酒を飲みたい度1%」くらいで断酒生活をしていた。


特に強烈に飲みたくなるわけでもなく、しかしまったく飲みたくないわけでもなく、しかし別に飲まなくても大丈夫、そんな感じで断酒生活をしていた。

そして昨日、急に、1合飲んでしまった。


そして今、酒が欲しい、酒を欲している。

確実に「酒を飲みたい」と思っている。
飲酒欲求が高まっている。

「酒飲みたい度50%」ほど酒を飲みたい。

いや、「100%」かも知れない。
もう飲酒欲求を抑えることができなくなっている。

 

僕の脳みその細胞ひとつひとつが昔の酩酊時の記憶を呼び覚まし、僕の身体のすべての器官へ神経細胞を通じてアルコールを摂取するよう呼びかけているようだ。


すごく酒が欲しいという思いが強まり、とうとう飲酒欲求を抑えることができなくなった。

今日も、1合だけまた飲んだ。



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