うつ病でアルコール依存症:人生終わった男の闘病記・体験談

閉鎖病棟の体験談から、アルコール依存症・うつ病の闘病記。
2児の父が急にうつ病で倒れた。酔いにまかせて仕事にいくも今度はアルコール依存症だと。
家族から精神病院に何回も入院させられ、断酒に挑戦するが失敗。抗うつ剤、睡眠薬はいまだかかせず・・・・・・

うつ病、アルコール依存症にならないよう、みなさんのお役にたてればと思います。

タグ:断酒会

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断酒194日目

アルコール依存症者に危険な所、花見

もう時期が過ぎましたが、次は「花見」でしょう。
花見 ソメイヨシノ桜
フリーフォト足成より引用
日本人は、正月についで「花見は公にドンちゃん騒ぎして良い」と教育されてきたものですから、そりゃもう、当然ドンちゃん騒ぎ。

大酒飲みにとっては公に昼間から飲み始めて真っ先に泥酔できる、それはもう楽しい行事でした。

アメリカ人などは公の場(公園や道路など)での飲酒が禁止されているため、公の場で酒を飲む日本の花見は珍しく楽しいそうです。

今現在、テレビコマーシャルでビールや酒の宣伝をしても何とも思わなくなりましたが。

ニュースで男女いり混じった花見客が、缶ビール飲みながらインタビューされたりするシーンを見ると、やはり悔しいです。

花見、したいです。

オネーサンと一緒に、飲みたいです。

断酒中の人が花見客への仕返し①

どこかの記事にも書きましたが、断酒会で聞いた話。

花見ドンチャン騒ぎのそばを通りかかった断酒中のオジサン。

自分も花見ドンチャン騒ぎをしたいのにできない。

あまりに、あまりに悔しかったのでしょう。

宴会中のそばに近づき。

その場でしゃがみこみ。

両手で砂をいっぱいに握りこみ。

立ち上がった瞬間、砂を弁当や酒の上に撒き散らしました

そして全力で走り去ったのです。

花見客は弁当の上に砂をかけられ、さぞや大騒ぎになったと思われます。

わかるな、その気持ち。
花見客
フリーフォトPAKUTASOより引用

断酒中の人が花見客への仕返し②

そして、またまた断酒会で聞いた別の話ですが。

同じく花見ドンチャン騒ぎのそばを通りかかったオジサン。

花見で宴会中の人って、あぐらかいていて、ちょうど首のうしろのあたりに服とのスキマができますね。

オジサンは歩きながらタバコをふかしていたのですが。

その、火のついたタバコを右手にとり。

花見中のオジサンの首うしろのスキマに「ポイッ」と投げ入れ

そのまま全力で走り去ったそうです。

熱いし取れないし、大変だったと思われます。

わかるな、その気持ち、でもちょっとやりすぎかな。

断酒会での花見

ところで、うちの断酒会でも花見をやります。

やるのですが、ちょっと時期をずらしてやります。

ソメイヨシノはどうしても「酒」を連想するので。

ちょっと時期をずらして、八重桜や梅が咲いている時期に、弁当とお茶だけで花見をします。
八重桜 花見
フリーフォト足成より引用

そうすると、ほんとうに純粋な「花見」となり。

「ああ、いままで花など見向きもせずに飲んでたが、しみじみ見てみると、キレイだなー」

と、しみじみします。


アルコール依存症で花見ができない方、ご家族も協力して、ソメイヨシノではない別の花でお花見をしてはどうでしょうか。

酒が入らないので、純粋に和、花、自然を五感で感じ取ることができますよ。

なんだか和んだ、穏やかな気分になりますよ。

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※断酒192日目

(つづき)

前回は、断酒会から離れていった人が落ちていったケースを述べました。

こういったパターンをいくつも述べ、やはり断酒会に出席すべき、といいたいのはやまやまなのですが・・・・・・。

ちゃんと断酒会に出席している人が、あら?実はそうだったの?

とういケースが、あります。

アルコール依存症で断酒会に通っている人が飲酒している

ちゃんと断酒会に通ってるひとが、ちゃんと断酒できているかというと。

新人では何ヶ月、ベテランでは何年、と続いているひとが多数ですが。

少数、そうでない方がおられます。


Mさん(女性、50代)の場合。

ほぼ、断酒会には出席されています。

この女性は、もともとビール好き。

問題なのは、「アルコール分0.0%」などを歌ってる、ノンアルコールビールのCMが多いこと。

「ビールのCMかと思いきや、ノンアルコール・ビールのCMだった」、なんてこと、多々ありますよね。

で、このかた、ついノンアルコールビールを購入して、飲んでしまう

アルコール依存症者の常識では、ノンアルコール・ビールはタブーですね。

「本物」を飲みたくなる


で、予想通りその女性も、飲んでも飲んでも酔わないノンアルコールを飲み、その続きで「本物」を買ってしまう

しかも1ケース6本入り。

缶ビール アルコール依存症
フリーフォト写真ACより引用

確信犯です。

1本あけたら最期、あっという間に6本消えるそうです。


この方は常習犯で、半年に1回はやらかしてくれます。

だから、断酒会仲間も「ああ、またか」という感じで、まあ、いつものことね、で終わってしまいます。

アルコール依存症ではない

Eさん(男性、60代)

実はうちの断酒会、きっぱり「断酒会」という名前をつけてなくて、「アルコール問題について考える自助グループ」的な名前の会なのです。

Eさん、主治医に診断されているにもかかわらず、「ぼくはアルコール依存症ではない」と未だに言い張っています。

もう、「否認の病気」を文字どおり貫かれてます。

1年以上はちゃんと断酒されていたのですが・・・・・・半年くらい前に、スリップから大飲酒され、奥さんと大ゲンカ。

一応、騒動は収まったのですが。

いまだ「ぼくはアルコール依存症ではない」を貫き通しておられて、毎日焼酎1合だけ、という約束で飲んでおられるそうです。
酒 焼酎
フリーフォト足成より引用

うちは「断酒会」とうたってないため、会にも出席されています。

節酒、減酒で、1合以上は飲まないそうです。

アルコール依存症は断酒会に通わないと崩れやすい

うちの断酒会のケースをいろいろ上げましたが、それでも統計的な数字をだせるほどではないですが。

やはり断酒会に来られる方のほうが、断酒継続率が高いと思います。

断酒会に来られないと、崩れ落ちていく方が半分以上おられました。

家族構成、家族の協力度、独り者、などによって、断酒会に通う効果がいろいろと変わることがわかりました。


断酒会から離れていって、落ちていった方。

死亡した人が何人も。これについては、ブログをさかのぼって読んでみてください)

断酒会に来ているが、いまいちスリップしたり、酒が入る方。

本当に人それぞれ、たくさんのケースがあります。

もちろん、ちゃんと断酒継続中が多数おられます。


それよりも、個々の環境に対しての断酒会の影響を考えたほうが良いと思います。

①独身、独り身、家にだれもいない

ぼくなんか、ああ優雅でウラヤマシイなあ、なんて思ったりしては絶対にいけないのですが、自由はいいなあ。

断酒するのに、一番過酷な状況ですね。

誰も止める人がいない

シアナマイドを管理、強制的に飲ませてくれる人もいない。

いつでもどこでも、酒が買える

断酒がいちばん難しい方たち。

アルコール依存症者が、“自分の意思のみ”で酒を止めなきゃいけない

ぼくならぜったい無理。

すすめられたりしたら無理。

意思、弱いので。
酒勧められる 再飲酒
フリーフォトPAKUTASOより引用

こういう方たちは、絶対に断酒会に行かないと断酒はムリだと思います。

スリップして飲んでても出席するくらいじゃないと、難しいでしょう。

②旦那さんや息子さんが依存症で、奥さんやお母さんが焦っている

いちばん多いケースだと思われます。

これもさらに分けると。

②ー1  奥さんが絶対的な権力を持ち、シアナマイドなんかを強制的に飲ませ、強制的に精神科に通わせ、強制的に断酒会に出席する。

②ー2  旦那さんや息子さんは酒をやめず、奥さん・お母さんだけが断酒会に出席、なんとかカウンセリングを受けたりする。

と、2パターンがあると思います。

アルコール依存症のそれぞれのケース

①独身、独り身、家にだれもいないケースの方は、断酒会そのものが長続きしないことが多いようです。

たびたび休むようになり。

会長が電話すると、もう飲んでいた。

それから、二度とこなくなる

飲み続けてるのでしょう。

会長が電話したり、家に訪問したりしましたが、電話に出なかったり居留守で、もう救いようがないところまで行ってしまいます。

底打ちするまで飲み続けるのだと思います。

②-1 奥さんが権力をもち、強制的にシアナマイドを飲ませ、精神科に通わせる。

このケースは、うちの断酒会に多いです。

何組もいらっしゃいます。

何年も断酒されています。

②-2 旦那さんが亭主関白。

このケースも多いのですが、アルコール依存症の旦那さんや息子さんは断酒会に来なくなり、どうしようもなくなった奥さんやお母さんのみ会にこられる、
奥さん心配 お母さん心配
フリー素材いらすとやより引用

ずっと奥さんやお母さんのみ、もう何年も会に来られていますが、いっこうに回復の兆しが見えません。

ほんとうに辛いと思います。

まとめ:本人が酒を止める気になることが大事。

断酒会に通ったほうが断酒継続しやすいと思われる。

独り身で断酒会にこず断酒している話は聞かない。


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前回まで、アルコールの

3.~5.身体に関して

6.~8.生活に関して


影響について、おおざっぱに述べました。

で、「断酒会へ通うべきか」の本題へ戻ります。

アルコール依存症の小さな断酒会でも、断酒成功者は多数


ぼくが通ってる断酒会は、ふたば会ではなく、AAでもなく、地方ローカルな断酒会です。

ちいさな断酒会で、平均するとだいたい15名くらいが出席されてます。

歌を歌うわけでなく、本を読むこともなく、しかも雑談が多い、というワリとくだけた断酒会です。
断酒会
フリー素材いらすとやより引用

そのうち、完全断酒の方(期間的に、すくなくとも3年以上、ということにします)

完全断酒の方は、5、6名ほどいらっしゃいます。

20年選手が1名。

もうたまにしか来ないです。

10年が2名

断酒をはじめて一回も失敗することなく、入院することもなく10年目に突入された方あり。

しかも、酒とタバコを同時に止めたという手練れです。

ただそれまでが、数々の飲み屋から出入り禁止をくらったという、そちらの手練れでもあります。

・あとの数名は、何回か入退院を繰り返し、その後は断酒に成功している、代表的なタイプの方々です。


断酒 酒 アルコール依存症
フリーフォトPAKUTASOより引用


断酒失敗者も多数

ぼくは、というと、実はあんまり書きたくないのですが、精神病院の閉鎖病棟を7回も入退院し、今回やっと断酒6ヵ月を過ぎようとしています。

何回断酒したか。

まあそのネタでブログを書き続けているのですが。

えらそうなことを書いてますが、実態はこんなものですいません。

そして、グレーゾーンな方たち。

文字通り、グレーゾーン、断酒会に来られてはいるものの、時々、あるいはまれに、あるいは「せっかく一年断酒したのに」ふらっとスリップ・再飲酒される方。

これはけっこう大勢、6~7名はいらっしゃいます。


そして、まだ酒を止めれない方たち。

これは、断酒会に来られ始めたばかりで、まだ完全断酒までは到達されてません。


でも、良いのです。

スリップしようが、グレーだろうがブラックだろうが、「断酒会に定期的に来て」、なんとか酒を止めよう、完全断酒まではできてなくても、なんとか減らそう、と、努力されてますから、良いのです。


問題は、これまでちゃんと出席し、断酒されていたのに、ある日突然、ぷっつりと「断酒会に来なくなった」人たちです。

この3年間で、数えてみると。

10名近くはいらっしゃいるんじゃないでしょうか。

もちろん、自立して断酒しつづけてる方が立派な方が1名、いらっしゃいます。

そしてご想像通り、崩れてしまった方、多数。

スリップ 再飲酒 酒
フリーフォトPAKUTASOより引用


9.断酒に失敗して孤独死

すこし前の話ですが、最悪のケースが起きました。

ある方が、自室で酒ビンに埋もれ孤独死で発見されました。

まさか、あんなに元気でピンピンしてて、それまでのカラオケなどのイベントでも率先して歌われるような50代の若い方だったのですが。


どのような経緯でそうなってしまったかというと。

断酒会で元気で頑張っておられた、O氏。

一年くらい、完全断酒をつづけ、週一の断酒会にもちゃんと出席されていました。

離婚はされていたが、元奥さんが応援されていました。

上司も理解のある方で、毎朝、上司が目の前でシアナマイドを飲む確認をされていました。

毎週木曜日、3時からの断酒会に出席できるよう、配慮されていました。


そしてA氏は、何か世間の役に立つことをしようと思い立ったのでしょう。

東北震災の被災地でボランティア活動を、と、現場で作業をするため、現地に向かったのです。

その、ボランティア精神が、結果としてマイナスとなったようです。


10.離婚して一人で頑張っていたが

現場では当然、肉体労働となる。

震災で腐乱死体が転がっているような悲惨な現場で、作業を熱心に行なったようです。


読者のみなさんも、東北の被災地の悲惨さはご存じでしょう。

が、報道で見るのと、実際の現場を生で見るのとでは、衝撃は100倍違うらしいのです。


東北大震災
日本経済新聞サイトより引用


肉体労働の作業が終わると、仲間は当然、ビールで一日の疲れをいやすこととなる。

O氏は頑張っていたが、肉体的な疲れと、生で現場を見た精神的なショックから、とうとうアルコールを飲んでしまいました。

現場から帰宅、そしてまた現場へと、数か月は頑張りました。

震災復興の為に頑張りました。

その後、帰還。


しかし、精神的なショックで現場の悲惨な光景がどうしても忘れられなく、診療科で診察をうけたそうです。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)です」と診断されたという。


その後、断酒会に顔をだすことはなくなりました。

断酒会長が電話をしても出ない、メールを打っても返事がない状態がつづく。

数ヶ月、断酒会のメンバーが心配しつづけたが、「あの人のことだから、独りで頑張っているのだろう」ということで、だんだんと忘れ去られてきた。


忘れた頃、O氏の家族から、1本の電話が鳴りました。

訃報の知らせでした


(つづく)

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※断酒187日目


ぼくがアルコール依存症と診断され、9年が過ぎた。

はじめは

あなたはアルコール依存症です

と、聞いたことがあるようなないような病名をつけられ、最初は「なんだそりゃ」と思った。

自分は「ただの酒のみ」だと考えていた。


まずは「断酒会というものがあるので、そこに通いなさい」とも言われた。

「はあ、断酒会ですか?」

なにそれ。

断酒会とは

ネットで調べてみたところ、みなさんご存知、全国的に「ふたば断酒会」「AA」が有名でした。

日本の2大断酒会。


ぼくは一応、どちらも通った。

ご存知のとおり、AAはアルコール依存症大国アメリカ発症で、おおむかし日本に上陸してきたもの。

無宗教派が多い日本人からみるとちょっとばかりキリスト教的、というか聖書的、な雰囲気。

1回に集まる人数は小規模で、6名とか8名くらい。

それらアルコール依存症者たちが、過去の経験を分かち合う。

2時間だったと思う。
断酒会 AA
フリー素材いらすとやより引用

ふたば断酒会のほうは、AAを日本人向けにアレンジしたもの、と聞いたことがある。

60年ほどの歴史がある。

どちらも全国に各支店というか各支所が散らばってある。

広島では月に一度、センターに300名以上集まる会があるが、普段は各支所で20~30名が集まって、やはり経験談を分かちあう。

ふたばのほうは「断酒の歌」のようなもの皆で歌った記憶がある。

アルコール依存症の家族があつまる家族会といのもある。


どちらも人によっては“合う、合わない”があるので、お好きな方に通われたらよいと思う。

現在ぼくは、ふたば断酒会から枝分かれした、地方ローカルの小さな断酒会へ通っている。

ぼくは酒をいったんは止めるのだが仕事のストレスなどで数年、またはたった数か月でスリップ・再飲酒し、10回近くも精神病院・閉鎖病棟入院した。

その際どっぷりとアルコール依存症セミナーを受けさせられた。

入院10回近いので、同じ話を何回も何回も、耳にタコができるくらい聞かされた。

画像20131014瀬野川病院 瀬野川病院HP
瀬野川病院 瀬野川病院HPより引用

そこでとにかく言われたのが、退院したら絶対に以下の3つの事項を守ること。

断酒の3本柱

①必ず毎日、抗酒薬を飲むこと。シアナマイドまたはノックビン

②自助グループ(断酒会)に、とにかく通うこと。これはどの断酒会でも良い。

③外来通院すること。

それに加え、④飲酒欲求を抑えるレグテクトを飲むこと。

とにかく、上記3つを守らないと、ほとんどの人がスリップ(再飲酒)→連続飲酒→再入院を繰り返すらしい。

・抗酒薬シアナマイド 24時間ほど効き目がある
抗酒剤シアナマイド

・抗酒薬ノックビン 1週間ほど効き目がある
抗酒剤ノックビン

どちらも、薬を飲んだあるアルコールを節酒すると、全力疾走したあとのように心臓がバクバクし、視界が真っ白になり気分が悪くなり、救急車を呼ぶハメになる。

ベテランのアルコール依存症者(と、いう表現でよいのか)で、上記3つを守っていても、

たまに失敗して再入院する方がいる。

なので、アルコール依存症ビギナー(と、いう表現でよいのか)は、必ず3つを守らなければならない。

アルコール依存症を甘く見てはいけない。

繰り返し再入院の先にまっているものは・・・・・・

1.肝臓、すい臓の病気

とうぜん肝臓がやられ、肝硬変から肝臓がん慢性すい炎からすい臓がん

どちらも沈黙の臓器なので、症状が現れた時には手遅れ。病院で息を引き取りたくはないですね。

だんだんと飲む量は増え、アルコール度数は上がり、食べる量が減ってくる。

2.消化器官の病気

とうぜん、のど、食道、胃、腸がやられ、下痢などが続くようになる。

肝硬変、肝炎からの影響で、静脈瘤(じょうみゃくりゅう。静脈がふくれ、ところどころがコブのようになる)ができはじめる。

※どういうメカニズムでそうなるのかをひとことで説明するのがむずかしいので、興味のある方はネットでお調べください。

足など皮膚にできるものは良いのですが (皮膚に紫色の血管がうにょうにょと浮き出てくるため、見た目は気持ち悪い)

これは食道・胃もおなじ状態になる。

消化器には皮膚がなく、粘膜だけ。

そこに静脈瘤のコブができる。

硬いものを食べると傷がつき、破裂する。

そうなると胃や食道の中で大出血。

そういうボロい血管はなかなか血が止まらない。

そして、胃の中に2~3リットルの血がたまり、口から黒い血液が噴出、吐血

床いちめん、血まみれ。
吐血 食道静脈瘤
フリーフォト写真ACより引用
出血量が多くてその場に誰もいなく、本人は失血で失神したまま出血がつづくと・・・・・・死に至る。

脅しじゃないですよ。

間一髪で助かった、発見があと少し遅ければ・・・・・・そういう事例はたくさんありますから。

(つづく)

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節約には禁煙が一番効果的 無職旦那のお金の節約術(3)


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※断酒181日目

アルコール依存症の断酒会 家族体験談


「断酒会だより」の原稿を嫁さんの気持ちになって書いてみた。

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しかし、罵声をあびせられた。

原稿は丸めて捨てられた。

どうも前回の代筆、嫁さんはまったくお気に召さなかったらしい。

あんな出来事、思い出したくもないわ。記憶から消去しとったのに

と怒ってる。


しょうがない、嫁さん視点のみで「アルコール依存症の家族被害」的な書きモノにしよう。

嫁さんが、酒飲みの旦那でいかに苦労したかをつづっていこう。


アル中被害者の思いがこうであっただろうと、嫁さんの立場にたって書きなおした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


〇結婚1年目、初めての出産


初めての、出産。

娘が、産まれた。

29歳だった。

・・・・・・30歳までには子供が欲しい。

そう思っていた私は、有頂天になった。


しかし、現実は真逆だった。

夜中の2時間おきのミルクやり。

おしめ交換。

毎日、毎日、毎日、毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日、寝不足が続いた。


また、泣く。


またまた、泣く。


またまたまた、泣く。


のどが乾いてるのでもない、お腹がすいているのでもない、おしっこでもない、暑くもない、寒くもない。

だっこもしてあげてる。

なのに、ナナ、どうして泣くの?


赤ちゃん 長女


旦那は、いつも夜遅くに帰って来る。

仕事が忙しい

といつも言っていたが、夜中に帰って来る旦那の息はいつも酒臭かった

仕事なのかどうだか分かりゃあしない。

千鳥足で帰宅する事もあった。

仕事帰りに少し飲んだって、千鳥足にはならんやろ。

絶対、飲み屋でたくさん飲んできたはず。

飲み屋街 酒
フリーフォト足成より引用

少し早目に帰ってきてくれるだけで、ナナをちょっとだけ見ててくれるだけで、すごく助かるのに。

お茶碗をちょっと洗ってくれるだけで、いや洗濯物をたたむのでもいいわ、それだけで、ほんとうに気が楽になるのに。


私は心がノイローゼ気味になっているのを自覚するようになってきた。

1か月ほどたったある日、あいかわらず泣き続けるナナを抱きかかえながら、片手で洗濯物を干していた。

8階のベランダから、ふと下を見下ろした。


・・・・・・ここから、2人で飛び降りようか。そうしたら楽になる。


何かを感じたのか、ナナが泣きやんだ。

やっとモノが見えてきたぐらいの、彼女のつぶらな瞳が、ウチの目をじっと、見つめていた。

「飛び降りよう」という思いを、黒板消しで急いで消した。


〇2年目、子どもの成長は早い


ナナが2歳、3歳と成長するにつれ、だんだんと育児が楽になってきた。

自分でスプーンを持って、食事を食べる。

テーブルはぐちゃぐちゃになるが、後片付けはしょうがない。

ひとりでトイレにいく。

お尻は拭いてやらなきゃならないが、しょうがない。


長女 2歳


旦那とナナが仲好く風呂に入る。

とりあえず、風呂から出てくるまでは、安堵の時間だ。

旦那も、休みの度に、ナナを公園で遊ばせるようになった。

相変わらず「飲みながら」ではあるが。


旦那は、モノ好きなのか、料理を作る。

趣味が高じて、休日の晩飯は旦那が作る。

しかも、ワリと美味い。

相変わらず、また「飲みつつ」料理をしているが、ウチが晩飯を作らなくて済む。

まあ、そこだけは許してやろう。


〇5年目、借金が発覚し離婚を考える


借金がある

・・・・・・な、なんだって。


結婚して5年目。

ナナも保育園に行きはじめ、そこそこの生活はしていた。

ただ、何をするにも、ダンナが「酒を飲む

そこが、唯一気にはなっていた。

「仕事で遅くなる」

そう連絡があっても、いつも飲んで帰ってくるのは明らかだ。

千鳥足で階段を上がってくる音。

酔っ払っているのはすぐに分かる。


渡した小遣い以上に飲むため、クレジットカードで支払いをしたらしい。


借金 クレジットカード
フリーフォトPAKUTASOより引用


その支払いをごまかすため、他の金融にも手をつけたらしい。

その法外な利子が膨れ上がり、数社にまで及んだらしい。


ウチはすぐ「離婚」を考えた。

こんなグウタラで甲斐性なしの酒飲み亭主なんか、捨ててしまえばいい。

その方が、人生楽なんじゃないか。

しかし、保育園に通っている娘のことを考えたらどうか。

物心がつかないうちから、父無し子にするのはどうか。

苦渋した・・・・・・。

苦悩した・・・・・・。


ウチには、独身時代から蓄えていた貯金が、数百万円はあった。

それをいくらか手放せば、なんとかなる。

でも、こんな男のために、私が苦労して貯めた金を使うのか。

何のために頑張って貯金をしてきたのか。

しかし、今、考えなきゃいけない事は、大事な娘の事だけだ。

金を、手放そう。


サラリーマンで、いつもサラサラヘアの旦那が、突然頭をボウズにした。

まるで野球部員のような、5分刈りだ。

反省のつもりだろうか。


・・・・・・みっともない。こんな事するなら、飲まなきゃいいのに。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前半はここまで。

つづきはまた明日、ご愛読よろしくお願いします。

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※断酒180日目

(つづき)

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「断酒会」という、アルコール依存症者本人、

または家族が集まる会


そこで「断酒会だより」なる学級新聞のようなものを発行している。

家族体験談」を書いてくれないか、と嫁さんに打診があった。

嫁さんは「言いたいことがたくさんあるけど、文章が書けん」とのこと。

ぼくは「なんなら書いてやろうか?」と言った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづき


●男

しばらくすると、アレンという外国人が店にやってきた。

キアヌ・リーブス似のイケメンで、背が高い。

そのくせ彼は、ワリとフランクな性格で、ここのバーでは人気者だった。


キアヌ・リーヴス
ひたすら映画を観まくる日記アルティメット・エディションサイトより引用


ぼくは日本語が堪能な彼と、雑談をしていた。

トイレですれ違った時に、声を掛けようと思ったが、まあ、また後にしようと、その日は結局話をしなかった。

しばらくすると、彼は店を出て行った。

その彼があんなことになろうとは、思いもしなかった。

声を掛けとけば、と後悔した。


●女

今日も、いつものロック・バーに女友達と訪れた。

あいかわらず、外国人が多い。

・・・・・・今日は、アレンの姿を見ない

ちょっとがっかりした。

女友達が、他の人から伝え聞いた。


なんと、昨晩、アレンはバイクで事故ったって。

店を出て、ひとりバイクに乗って国道を走った。

交差点で車につっ込み、即死だったと。


・・・・・・あ~あ、もったいない。 あんなイイ男、めったにいないのに。


昨日、逆ナンしておけばよかった。

〇バイクで酒気帯び運転で事故死


●男

アレンが死んだ?


・・・・・・本当なのか。


バーの仲間は皆、口をつぐんでその話題を避けているようだった。

酒気帯び運転でバイクで帰宅中、交差点で車にぶつかり即死だったそうだ。

バイク事故 警察 パトカー


・・・・・・しまった。 昨日のトイレで、声を掛けておけばよかった。

そうすれば、30秒、もしくは1分ほど帰宅時間がずれて、その車とは接触しなかったハズだ。

声を掛けなかったことをかなり後悔した。

気分転換に女にでも声を掛けてみるか。


●女

バーの一番奥のイスで、女友達と談笑していた。

ふと、顔を顔を上げると、目の前に、彼が立っていた。

いつも、カウンターで独りで飲んでいる、色白で高身長だがヤセ型の、彼。


酔っているのか、上機嫌で話をしてきた。

酔ってはいるが、乱暴ではなく、優しい口調だった。

電話番号とメールアドレスを交換した。(注:当時ラインはまだなかった)


・・・・・・よし。


思っても見ない収穫だった。


●男

こんなにうまくナンパできるとは思わなかったな。

珍しいこともあるもんだ。

彼女は、看護師とかいってたな。

前妻とはうつ病が原因で離婚している。

ぼくのうつ病の事が彼女バレたら嫌だ

ここは隠しておこう。


帰宅して、“もしかしたらナニかあるといけない”と思い、小汚い僕の部屋の掃除をしておいた。

彼女に連絡を取ってみると、「明後日なら空いている」とのこと。

デートの約束を取り付けた。

待ち合わせ場所は、いつものバーだ。


●女

彼から連絡があった。

「一緒にご飯を食べないか」

というものだった。

・・・・・・うん、いいね。

まんざらでもなかった。

男から誘われるっていうのは、誰でも気分が良いものだ。

しかもちょっとだけだけど、気にはなっていた男性。

勤務表を確認して、「明後日ならOK」と返事をした。

さて、どんな服を着ていこうか。


●当日になった


〇うつ病を隠すため、酒を飲む


●男

ぼくはバーで、先に始めていた。

ぼくはうつ病なので、いつも疲れており、テンションが低い。

これは、彼女に悟られてはダメだ。

いつもの強いの」をマスターに頼み、一気に空けた。


焼酎 強いアルコール
フリーフォト足成より引用


胃が熱くなり、アルコールが体中にしみわたる。

辛い気持ちが消えていき、陽気な気分が膨らんでくる。

もう一杯、「いつもの強いの」をマスターに頼んだ。


それから、1時間ほど、飲んでいた。

聞いたところによると、彼女の勤務先はココからかなり離れているらしい。

かなり酔ったところで、店の入り口のドアが開き、彼女が現れた。

今日は、彼女は、一人きりだった。


・・・・・・どのくらい飲んだだろうか。


彼女も、ぼくも、かなり酔っていた。


そろそろ、かな。

家に来ないか」と誘った。

彼女は、頭を小さく縦にふった。


・・・・・・やった。


僕たちは店を出て、タクシーを拾い、僕の家に向かった。

その晩、ぼくたちはひとつになった。


●女


目を覚ますと、そこは知らない部屋だった。

ふと気がつくと、一緒のふとんに、彼が寝ていた。

かすかに、昨夜のことが思い出された。


・・・・・・ああ、そうだった。


これが、恋愛ね。


もう、やめよう、と思った。

東京の彼とは、もうやめよう。

私の今までの、実ることに微かに希望を置く、トンネルの真っただ中に居るのに出口の光がまったく見えない、そんな生活。


もうやめよう。

遠くのフランス料理店より、近くのラーメン屋だわ。


隣に寝ている男、童顔で色白で頼りなさそうだが、見た目だけはいい。

こっちに賭けてみようかな。


その「決断」が、彼女の人生が狂い始めた瞬間だった。

だが彼女はまだ、気付いてはいなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〇断酒体験用の原稿を嫁さんにチェックしてもらう


う~ん、前半の酒が取り持つ縁」は、こんなものかな。

あとは、「酒が壊す縁」、アルコール依存症旦那との苦労ばなし、ぼくが人生を転落していく話、断酒体験をつづっていこう。


ここまで書いて、嫁さんに印刷した原稿を見せてチェックしてもらった。

嫁さんはさらっと目を通すと、原稿を丸めて放り投げた。


ドアホ! 赤裸々に何を書いとんじゃ!

生々しすぎるんじゃバカ ボケ ハゲ!


「え・・・・・・『ハゲ』はあんまり関係なく・・・」


うるさい! ハゲハゲハゲ!

だいたいアンタねえ、初めての時、ぜんっぜん勃たなくて

まったく役に立たんかったじゃろうが! アホ ボケ!


・・・・・・う

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※断酒178日目


断酒会の家族体験談を

アルコール依存症者本人が書く


僕はアルコール依存症のため、毎週通っている「断酒会」という、アルコール依存症者本人、または家族が集まる会がある。

断酒会
フリー素材いらすとやより引用

そこでは年に数回、「断酒会だより」なる学級新聞のようなものを発行している。

アルコールでいろいろ悲惨な人生経験をした人達の経験談をのせて、読んでもらうのだ。

そろそろ次の“断酒会だより”を発行するという。

そこで断酒会から「家族体験談」を書いてくれないか、と嫁さんに打診があった。


嫁さんは

言いたいことが山ほどあるけど、文章が書けん

と言った。

ぼくは

「アンタの今までの気持は知っているから、なんなら書いてやろうか?」

と言った。

と、いうことで「アルコール依存症である本人がアルコール依存症の家族の体験談を代筆する」、という変な事になってしまった。


とりあえず、軽くエッセイ風に綴ってみよう。

「アルコールが取り持つ縁、アルコールが壊す縁」というタイトルにしてみようか。


僕と嫁さんはバーで酒がらみで知り合い、そして結婚した。

しかし、酒のせいで家族が崩壊していく。


そういうストーリーにしよう。

いや、ノン・フィクションだ。


以下、簡単に綴ったのがそれだ。


〇アルコール依存症・家族体験談


●女


私は、27歳独身女性。

市民病院の、看護師をしている。


彼氏は・・・・・・居るには、居た。

医者だった。

でも、遠距離恋愛だった。

・・・・・・逢いたい時に逢えない。

そういう辛い恋愛をしていた。

私は、なかなか縮まらない彼との距離に、いつか実るのだろう恋愛に、わずかながらの希望をたくし、日々を過ごしていた。


彼は東京都内の某有名病院に勤めていた。

だから、地方に出張の時だけしか、逢えない。

総合病院
フリーフォト足成より引用


・・・・・・こういうのまさか、現地妻っていうのかしら。

たまには、東京に逢いにもいってみた。


彼の家では、私の第六感がわずかに、なにか敵対的な嫌なものを感じる。

私以外の女性の陰を、わずかだが感じる。

それを問いただす勇気は私には無かった。

すっきりとした気分ではなかった。


愛と疑心の感情に、交互に胸をからめ締められるこの生活は、

「私自身の存在は何なのか」

自問自答を繰り返す日々を過ごさせた。


週末は、大好きなバーへ、いつも女友達と出かける。

カウンターがあって、踊る空間があって、客の半分は外国人だ。

バーとクラブの中間のような、店だ。

ハード・ロックやバラードがかかると、外国人たちカッコ良く踊りだす。

・・・・・・私も、あんなふうに踊れたらいいのに。

私はどちらかというと、恥ずかしがり屋なほう。

あんなふうに踊るなんてできない。


DJバー クラブ ロックバー
CLUBLOG・R&B好きクラブジャンキーのクラブの歩き方サイトより引用


夜中もすぎると、音楽はスティングやボブ・ディランなど、しっとりとしたものに変わっていく。

あちこちのテーブルに、即席カップルたちが肩を寄せ合って話をしている。

私も誰かステキな人と、そうしたい・・・・・・。


でも、連れは女友達ばかりだ。

私は、酒はそんなに好きではない。

しかし、ワインボトルの一本くらいは空けることが出来る。


とうの昔に出来上がっている連れの女友達と私は、しかたなく「イイ男」チェックをする。

ちょっとキアヌ・リーブスに似た感じの、アレンっていう男性とは友達だ。


・・・・・・ちょっと、好み。


でも、彼女が居るのか、私は口説かれたことがない。


・・・・・・容姿には、少し自身があるのにな。バストも外国人好みにはあるんだから。


今晩もアレンは居た。

声を掛けて、逆ナンしてみようかしら。


そういえば、カウンターに、色白で背が高いんだけど、か細い、そこそこの顔立ちの日本人男性が、今日も独りで片手にグラスを傾けていた。

・・・・・・彼もワリと好みのタイプなんだけど。 ちょっとだけ気になる。

〇うつ病の男性


●男


ぼくは29歳、会社員。

何年か前、仕事で、残業250時間を越える、徹夜につぐ徹夜、それが半年も続くという、仕事地獄を味わった。

そのせいで、僕の交感神経と副交感神経は故障し、夜眠れなくなった。

いつも気分が沈み、ボーっとして、生きているのが辛かった。


会社の勧めで、精神科病院を尋ねると

「立派なうつ病です」

と診断された。

それから毎日、抗うつ剤と睡眠薬を服用する日々が続いた。

現在、広く知られているうつ病も、当時の世間ではあまり一般的に知られていなかった。


会社に行くのは行っていたが、辛くて全く仕事にならなかった。


夕方、定時になると会社を出て、いつものバーに駆け込む。

そこで、顔なじみのマスターに

「いつもの、強いの」

と頼む。

マスターは、ウォッカやらジンやらで、かなり強めのヤツを作ってくれる。


画像20190216カクテル
フリーフォト足成より引用

僕はポケットからサイフを取り出し、700円を渡す。

その、強めのやつを一気に喉に流し込む。


強いアルコールが胃粘膜で吸収され、焼けるような感覚と共に、辛さがスッと消えていく。

・・・・・・これでいいんだ。


僕は今、何のために生きているのか分からなかったが、“この瞬間”のために生きている、と言ってもいい。


しばらくすると、アレンという外国人が店にやってきた。

キアヌ・リーブス似のイケメンで、背が高い。

そのくせ彼は、ワリとフランクな性格で、ここのバーでは人気者だった。


僕はよく彼と、雑談をしていた。

トイレですれ違った時に、声を掛けようと思ったが、まあ、また後にしようと、その日は結局話をしなかった。


しばらくすると、彼は店を出て行った。

その彼があんなことになろうとは、思いもしなかった。

声を掛けとけば、と後悔した。

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前記事

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のつづき。

どうやって酒害(アルコールの害)を防ぐか、についてお届けします。


11.アルコール依存症の治療、治し方


残念ながら現在の医学では、「治癒」する方法が無いのです。

酒をきっぱり止めるしか、「治療」する方法がありません。


よく例えられるのが

「たまごを一度ゆでててしまうとゆでたまごになり、二度と生たまごに戻らない

というように、一旦アルコール依存症になってしまうと、二度と普通の人には戻れないのです。

アルコール依存症未満の方は、完全に依存症になってしまう前に、どうにかストップさせましょう。


アルコール依存症者は、酒害をふせいでいくしかありません。

※酒害:本人が肝臓やすい臓など内臓を壊したり、アルコール性うつ、朝から飲んで仕事に行けなくなってしまう等のほかに、DV (家庭内暴力)のような家族への害も含まれます

「酒害を防ぐ」 しか方法がありません。

酒害を防ぐために、「断酒」と言われる、きっぱりと酒をやめるしか方法がありません。


断酒 アルコール依存症
フリーフォト足成より引用


「家族より酒を取る」

のがアルコール依存症者ですから、酒をやめるのはそうとうな覚悟・努力がいります。

「早死にしてもいいから、酒を飲みたい」

命よりも酒が大事なのですから。


アルコール依存症者は、エタノールの薬物中毒者ですので「節酒」は不可能です。

たとえ数日のあいだ酒量を減らしたとしても、すぐに元に戻ってしまいます。


2019年現在、アルコール依存が軽い人向けに、「節酒」「減酒」という方法が用いられるようになってきました。

重度のアルコール依存症になる前に、飲む量をコントロールして減らしていこうというやり方です。

そのための新薬も出始めました。



タバコの本数を減らすのがとても難しいのと同じです。

「節煙して苦しい思いをするぐらいなら、きっぱりと禁煙したほうが楽」

だというのは、スモーカーの方ならお分かりでしょう。

まったく同じことです。


その断酒を続ける方法ですが、これが難しい。

俗に言う「断酒の3本柱」というのがあります。


①通院、病院に通う


これはもちろん精神科や神経科クリニックです。

酒をちゃんとやめているか、確認のため採血されたりします。


②抗酒剤を飲む


アルコール依存症者がアルコールを飲めないようにするためのクスリ、シアナマイドノックビン


写真:シアナマイド
シアナマイド 抗酒剤


このクスリを飲んだあと酒を飲むと、とんでもない目に合います。

まず、心臓の鼓動が200メートル全力疾走したくらい激しくバクバクし始めます。

これがずっと続きます。

そして視界が真っ白になり、激しく気持ち悪くなる。


その正体は・・・・・・

クスリの作用でアルコールの代謝が遅れる。


   ↓

アルコールが代謝されたあとに出来るアセドアルデヒド
(発ガン物質。酒に強い人は、すぐに代謝してしまう)
の代謝も極端に遅くなる

   ↓

そのため、気持ちが悪くなるアセドアルデヒドが身体中をめぐり、酒が飲めなくなる。


という働きにより、下戸と同じになってしまいます。


死にそうになって救急車を呼んだ」 という話を、何名もから聞きました。

いわば、酒を飲んだ罰みたいなものですね。


③断酒を続けている仲間たちが集う、断酒会などの自助グループに参加する


それはなんですか、といいますと。

アルコール問題をかかえた人々が集う、「頑張って酒をやめよう」という会。

自治体の福祉センターや、総合病院などにパンフレットがよく置いてあります。


もちろん家族が参加すると、

自分の家だけではない、さまざまな家庭でさまざまなアルコール問題がある

アルコール依存症、またはそれに近い方への対応方法、アドバイスが聞ける

というメリットがあります。
 
断酒会 アルコール依存症
フリー素材いらすとやより引用



そして少し前になりますが、4本目の柱が登場しました。


④飲酒欲求を抑える薬、レグテクトの服用


実際に飲んでいる方、数名に効果のほどを聞いてみたところ。

「酒を止めたい」

と真から考えている人には、効果があるそうです。

酒をやめるつもりなどないが、病院からそのクスリを処方されている。

そういう人には、あまり効果がないらしいです。


12.アルコール依存症 一歩手前の方へ


前章でも述べましたように、一旦アルコール依存症になってしまうと、もう一生酒を飲めなくなります。

ですが、依存症手前の方であれば、まだなんとかなります。


前記事のコメントにもありました。(みゆさん、ありがとうございます)

「旦那は休日、朝から飲んでいる。しかし、仕事は休まずちゃんと行っている」

ここからはぼくの想像ですが、旦那さんは毎晩かかさず晩酌をされていると思います。


以前のぼくもまるっきり同じでした。

日曜日、幼い子どもたちを連れて公園に行くのですが、ワンカップをポケットに忍ばせてずっと飲む。

昼には泥酔して家に帰り、嫁さんに激怒される始末。

パチンコも飲みながら。

勝っても負けても飲みながら。

写真:リーチ目
スロット パチンコ 酒飲みながら


パチ屋のとなりに必ずある ラーメン屋で日本酒(冷や)を必ず飲む。

良いがが覚めそうになったらラーメン屋に行き、また冷やを頼む。


そして晩酌どころではなく。

会社には行くのですが、帰宅途中でコンビニでワンカップを購入、一気飲みしてふらふらに

酔っ払って家に帰る。


休肝日など無し

365日、毎日飲む。

次の日 人間ドックでも飲む。

二日酔いでまだ酔っ払ったまま人間ドックを受けてしまい、看護師に怒られる始末。


これは言い訳ですが。

日本の会社での飲み会では、「ザルのように飲んだほうがエライ」と評価される風潮がありますよね。

飲酒文化と言うのでしょうか。

テレビCMではこれでもかと言わんばかりにビールを 「飲め飲めのどごし生!」 と宣伝するものですから、飲んでしまいますよね。

※いつ頃からかは知りませんが、アルコール飲料のCMは夕方6時以降、とメーカーのほうで自主規制されているようです。


「アルコール依存症」なんて聞いたことがないぼくは、飲んだほうがエライのだと、毎日あびるように飲んでいました。

しかしこの時点で節酒を心がけていれば、アルコール依存症にはなっていなかったと思います。

アルコール依存症未満の方は、ここでなんとか踏ん張って「完遂」にならないよう頑張りましょう。

でないと、一生酒が飲めなくなります。


13.アルコール依存症未満の方は酒を控える


ぼくはすでにアルコール依存症なので酒が飲めません。

酒を飲まない(依存症手前の方は、酒を控える)ための方法をいくつかご紹介します。


①飲むことができない、ナニかをする


例えば、スポーツジムに通う。

ムリに会員制の料金が高いジムでなくても、公共のスポーツセンターなどでも構いません。

ランニングマシンやウェイト・トレーニングマシンで体を鍛え、カガミで自分の身体をみてみましょう。


ジム 運動
フリーフォトPAKUTASOより引用


1ヶ月~3ヶ月も通うと、「酒で脂ぎった」身体が、どんどん引き締まっていくのが嬉しくなります。

毎週同じ時間に通っていると、毎週同じ時間に通っている常連さんの友達ができて、ジムにいくのが楽しくなります。

「飲酒以外での生きる喜びを見つける」ことが大事ですね。

ウォーキングや、ツーリングでも良いです。

とにかくワザと「飲めない時間をつくる」これが大事。



②嫁さんがぼくに仕掛けたのは・・・・・・


「日曜日、午前中に食材を買い出しに行くので車を運転してくれ

「チビらと崖の上のポニョを観に行くから運転して

でした。

こうなると、休日は朝から飲みたいのですが、運転するのであれば飲むことができません。

飲むのは用事が済んでから。

これでだいぶ節酒させられました。



③家に酒をおかない


これは禁煙しようとしても、手元やどこかにタバコがあるとつい吸ってしまうのと同じですね。

冷蔵庫にビールが冷やしてあるとつい飲んでしまう。

神棚にお神酒が置いてあると、つい手を出してしまう。

酒飲みはそんなもの。

家中のアルコール飲料を全て捨ててしまいましょう


④飲み友達との接触を避ける


当然、飲むハメになりますから。

「今 肝臓が悪いので、酒はドクターストップがかかっている」

と言って、飲まずに昼メシでも食ってくれるなら、その友達はアナタの身体を心配してくれている、本当の友達です。


酒なしで崩れる程度の関係なら、それまででしょう。

それは本当の友人とは言えないのでは?


ぼくは年末に必ず、高校時代から30年も付きあっている同窓生3人と忘年会をするのですが。

彼らは忘年会なので飲むには飲むのですが、ぼくに酒をまったく勧めてきません。

ぼくがこれまでどれだけ入退院をして苦しんできたか、知っているからです。


酒量ではなく、「酒を飲んでいる時間が長ければ長い」ほど依存症になる可能性が高くなります。

逆にいえば、「酒を飲んでいる時間が短ければ短い」ほど、依存症にはなりにくいでしょう


アルコール依存症になってしまう前にどうにかして止めるのは

アナタ、もしくは家族の努力しだいです。


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入院には三種類あることは述べた。


任意入院


医療保護入院


措置入院


そして、ぼくはアルコール依存症を治すために、酒を断つために自分から病院に来たのだから、当然、任意入院だと思い込んでいた。



断酒 酒を断つ
フリーフォト足成より引用


それなのに、医療保護入院だという。



あ然として混乱した。


〇医療保護入院は外出も退院もできない


なぜ、こうも動揺するのかというと・・・・・・


前記事でも説明したが、再度、言葉を変えて説明すると


●任意入院とは


精神的に調子が悪いなどで、自分から病院を訪れて診察してもらい、入院した人。


また、自分で精神病の悪化に気づき、自ら病院を訪れて入院した人。

入院中は当然、治療を受ける。

自分の意志で入院したので、自分で「退院したい」と思えば、いつでも自由に退院する事ができる。



僕は2、3週間ほど入院して酒を断ち、禁断症状が収まった頃を見計らって、自分で退院しようと思っていた。



ところが「医療保護入院」になると、話は違う。

●医療保護入院とは


医療保護入院
は、医療計画がたてられ、その計画通りに治療がほどこされる。


その計画は、たいていワンクールの3ヵ月だ。

「治療」といってもアルコール依存症患者の場合は、ビタミン剤を点滴され、あとはひたすら酒害・断酒のための勉強会・セミナーに出席・断酒会に出席するだけである。


アルコール依存症は、現代ではまだ治癒することはできない病気だからだ。


少なくとも、2ヵ月から3ヵ月は入院しなけばならない。


数ヶ月にわたり、この塀の中から出ることができない。


懲役、実刑3ヶ月ということである。


医者が退院許可を出さなかったり、家族が同意しないケースでは、さらに長期間、塀の中にいなければならない。



数週間のつもりが、数ヶ月の服務となってしまったのである。



●措置入院とは


措置入院の場合は、警察がからんでくる。


警察官 事件
フリーフォト写真ACより引用


違法薬物で警察に逮捕された人たち。

酔っぱらって器物破損、傷害事件を起こした人たち。

また、精神病などで器物破損、傷害事件を起こした人たち。

それらの人が対象となるため、医師、保護者、それに加えて警察も介入してくることになる。

数か月入院の後、主治医の判断でやっと医療保護に切り替えられるため、長期間入院しなければならない。


●慢性期病棟の特徴


上記のほかに、精神的に慢性疾患の患者は、長期間入院することになる。

パーソナリティ障害、社会適応障害、重い統合失調症、窃盗癖があり何回も繰り返す人、違法薬物がやめられず何回も再使用する人、その他もろもろ・・・・・・

何年も入院している患者がいる。



ぼくは任意入院のつもりが想定外の医療保護入院で、あ然として、脳が思考停止した。


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断酒会:アルコール依存症の自助グループ

木曜日、今日は「断酒会」と言われるアルコール依存症の自助グループの日だ。


断酒会」というのは、簡単にいえば、アルコール依存症の人達の寄り合いのことだ。

全国でいえばAA(アルコホーリック・アノニマス)や“ふたば断酒会”が有名な組織で、それらの会は毎週、月・水・金などの夕方から2時間ほど寄り合って話をする。

寄り合って何をするかというと、アルコール依存症者がわざと酒が飲みたくなる夕方に集まって、苦労話や経験談などを語り合うのだ。
また、アルコール依存症の家族の会もある。


断酒会 自助グループ
フリー素材集いらすとやより引用


要するに、

アルコール依存症は、薬では治らない。治療法は酒を飲まないことなのだが、独りで頑張っても、いつか飲んでしまう。なので、日々みんなで集まって辛い傷を舐め合って、みんなで断酒を頑張って続けましょう

という自助グループなのだ。

全国に無数に存在する。


僕が行っている断酒会は、毎週木曜日に開催される。

今日がその日だ。どうしても断酒会に行かねばならない。


ところで、「連日、朝から晩まで飲み続ける」ことを、“連続飲酒”、と言う。

一日中ずっと、血液中にアルコールが入っている状態だ。

要するに、アルコール漬けだ。

断酒会に行かねばならないのに、僕は昨日までずっと、“連続飲酒”をしていた。

連続飲酒 離脱症状
フリー素材PAKUTASOより引用

今朝の今の今は、まだ飲んではいない。

が、昨日の酒が抜けかけているせいで、アルコール離脱症状が出始めている。

アルコール離脱症状といのは、いわゆるアル中の禁断症状だ。


アルコールの連続飲酒による離脱症状

まず、振戦が起こる。

「アル中の、手が震える」症状。

手のひらを上に向けて指を開き「パー」の形にすると、指先が小刻みに震える。

手だけでなく、体中が震えている気がする。


そして異常な発汗

暑くもないのに、額や手のひらにべったりと脂汗がにじみ出てくる。

額から、汗の滴がたらりと垂れてくる。


さらに気分障害

強烈な不安感が襲ってくる。

恐怖感が襲ってくる。

脳内が「アルコール」薬物切れをおこし、情緒不安定・不安感・恐怖感に襲われる。


僕は知らないが、アルコール依存症の重傷者の人は、これらに加えて「幻聴・幻覚」が続くらしい。

多いのが、「大量の虫が襲ってくる」幻覚。

体中に這っているゴキブリを振り払うしぐさを、延々続ける。

「小さな大名行列が行進してくる!」のは有名かも。


僕は次々と襲ってくるアルコール離脱症状に耐えられなくなり、精神安定剤をいつもの4倍飲んで、ふとんをかぶった。


離脱症状のせいで断酒会にいかず再飲酒

昼過ぎ、まだ離脱症状が治まらない。

身体の震え、発汗、襲い来る不安感、恐怖感

精神安定剤は役に立たないようだ。

僕は「酒を飲んでいる」ことを隠すため、断酒会を欠席する旨の電話を入れた。


近所の酒屋で、紙パック一升の焼酎を購入した。


・・・・・・出歩くと、ブラックアウトしてまた警察のお世話になったらいけない。


自分の部屋に閉じこもって、ふとんに入って飲んだ。


焼酎を3口ほど胃に流し込んだ。再び、喉、食道、胃粘膜が熱く燃え始めた。


・・・・・・10秒も経っていないと思う。


曇天の暗い空が、すっと、晴れた。

手の震えが、ピタリと止まった

恐怖が、悦楽に変わった。

心地よい酩酊感、に全身が包まれる。


ふとんをかぶって、寝た。


また鉄格子の中へ・・・・・・

目が覚めた。

暗かった。


天井を向いている僕の目に、「知らない天井」が映った。


・・・・・・え。


そしてその頭上の一面は、「茶色い格子」だった。


・・・・・・また、鉄格子。


僕は再び、訳が分からくなった。


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次記事→また鉄格子。精神病院の保護室に入院させられていた 精神病院 体験談1(9)

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