うつ病でアルコール依存症:人生終わった男の闘病記・体験談

閉鎖病棟の体験談から、アルコール依存症・うつ病の闘病記。
2児の父が急にうつ病で倒れた。酔いにまかせて仕事にいくも今度はアルコール依存症だと。
家族から精神病院に何回も入院させられ、断酒に挑戦するが失敗。抗うつ剤、睡眠薬はいまだかかせず・・・・・・

うつ病、アルコール依存症にならないよう、みなさんのお役にたてればと思います。

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タグ:早朝

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※断酒219日目

閉鎖病棟の日々

ぼくは東京で言えばどちらかというとアメ横や浅草の下町が好きで、妻が好きなディズニーランドなんかには興味がない。

関西方面はというと、いちどは新世界や「あいりん地区」をぶらついてみたかった。

その憧れのあいりん地区で育ったというY君とは、話が合った。

二人とも毎晩夜中というか早朝というか、とにかく3時に起き出してきては話しを始める。

彼は週末にビールを飲むくらいで、アルコール依存症ではまったくない

しかし事件が「酒が原因」だと警察に精神病院送りにされたY君。
むごい。

毎朝、いったい何の話しをするのかというと。

「筋肉」である。

細かく言うと「筋肉をいかにして鍛えるか」である。

「筋肉をいかにしてイジメ抜くか」でもある。

筋肉
フリーフォトPAKUTASOより引用

閉鎖病棟で毎朝語り合う日々

とにかく閉鎖病棟の夜中というか早朝3時から日々筋肉について野郎ふたりが語り合う

それはふたりとも裸だったり、変態同士というわけではない。

ぼくは家から送ってもらった、どうでもいい半パンと長そで姿。

彼はわざと色あせた紺色のGパンと、これも古着のように色あせた元は黒だったであろうTシャツ。

彼はショップ店員のようにオシャレだった。

ふたりは別々の小さなテーブルに掛け、片手にマンガを持ちながら、しかし隣どうしで話す、そういった格好である。


ぼくはボクシングを少しかじっていた。

なので、パンチ力を上げるための広背筋、(首から肩の)僧帽筋、(肩の外側の)三角筋を鍛えあげて、いわゆる “上半身逆三角形” のシルエットになるのだが、彼は違う。

まだ30代半ばだからか、結婚も子どももいないからか、ぼくにはすでに用がなくなった「ファッション」というのにこだわる。
ファッション ジーンズ
フリーフォト写真ACより引用

シュッとした、と、関西では言うのですか。

スレンダーな
、と、一般的には言うのですか。

肩幅はほそく、しかし胸板は厚く。

そうするとTシャツを羽織った時に、彼の理想のシルエットになるのだそうだ。

そのへんの所はぼくはあまり理解できなかったが、とにかく「筋肉を鍛えなければならない」方向ではおおむね意見が合致し、話しあいは順調に進められた。

閉鎖病棟の中で、身のまわりのベッドやイスやそのほかの材料を使用し、いかに筋肉に負荷をかけて鍛えるか

という難題も、互いに意見を出し合い、励ましあい、実行した。

次の日の3時に、いかに筋肉をイジメ抜いたか報告しあった。

そんな感じで、閉鎖病棟の日々は過ぎていった。

気がつくと

「朝食の時間ですよ」

と看護師の声が飛んできたこともあった。

ああ、もう8時すぎてらあや。

ええ?

てことは、夜中の3時から5時間もぶっ続けで筋肉バナシをしてたのか。

やはり変態かもしれない。

とにかく、そんな具合で閉鎖病棟の日々は過ぎていった。

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連れタバコ

タバコは、というと。

これは職場と同じで、気の合う人に声をかけ、人差し指と中指をクチビルに当てたり離したりして

タバコ、行きませんか

合図をし、連れタバコをする。

孤独が好きな終始無言なヤツ、あと適応障害などで皆になじめない人や、どちらかというと嫌われてたりするヤツは一人タバコだ。

アルコール依存症や薬〇の患者たちは世間ではごく普通の人々だったりするので、よく連れタバコになる。

同じ勉強会に出席しなければならないため、アルコール依存症はアルコール依存症同士、薬〇は薬〇同士で「つるむ」ことが多い。
連れタバコ
フリーフォト写真ACより引用

デイルームで時を過ごすにしても、その仲間同士で塊りあっていることが多い。

話しはそれたがとにかくその晩は、ぼくとY君とアル中仲間で連れタバコで喫煙所にいた。

時間は無限にある。

だからといってタバコに次々と火をつけると、タバコ代がとんでもない事になる。

2本くらいで止めて、ベンチに座ったヤツらと話しに夢中になるようにする。

そして急に発作が!

そう。

その晩、なんの話しをしてたのだろう。

なんだったかは思いだせない。

ただただ、夢中になって語っていたのは覚えている。

語っている途中で、とつぜん言葉が止まった。

まだ喋っている途中、話はまだ続いているのだが・・・・・・う・・・・・・あ・・・・・・

声が出ない

脳内で発声したいコトバがぐるぐると回っているのだが、クチが動かない。

声帯が鳴らない。

続けて、身体中のチカラがすべて抜けていくのを感じた。

座っているベンチの、右側に倒れていくのがわかった。
画像20190602倒れる 写真AC
フリーフォト写真ACより引用

急に発作が!

これはいったい何なのか、その時には分からなかった・・・・・・

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※断酒218日目

早朝に目が覚める

早朝に目が覚める。

目が覚めて時計をみる。

まだ夜中の3時だった。

もう眠れない。

早朝に目が覚め、薬がないと眠れない。

うつ病の症状だ。
不眠症 目が覚める
フリーフォト写真ACより引用

睡眠薬をもらって寝る

消灯は夜の9時。

その時間が近づくと、睡眠薬が必要な患者は詰所の窓口に順番にならび、睡眠薬をいただく。

窓口のむこうの看護師へ

101号(室)のふくです

と順に病室、名前をいう。

看護師はそれと同じことが記入されている透明の小袋を選び、指先で破り、白く丸い何粒かの中身をぼくへ手渡す。
睡眠薬
ぼくはそれらを手のひらで受け取り、タッパーのお茶で胃に流し込み、看護師にクチをあけて見せちゃんと服薬していることを確認してもらう。

こちらは睡眠薬がないと眠れないから睡眠薬をもらうのだ。

抗酒剤とかならともかく、睡眠薬を飲まないなんて事は絶対にない。

なんで服薬確認するのかよくわからない
な、と毎晩思う。

疲れてないので、早朝に目が覚める

それはともかく、大の大人が「夜9時に寝ろ」なんて無茶なハナシだ。

無茶だが、いちおう睡眠薬を飲まされるので、10時までには入眠してしまう。

しかし、こちらは働いているわけでもなく、よって疲れているわけでもない。

そのため入眠してきっかり5時間後3時の早朝に目が覚めるのであった。
早朝 夜中
フリーフォト足成より引用

目が覚め、時計を見、ベッドで上を向いたり横を向いたりうつぶせになったりをひたすら繰り返す。

しかし再び時計を見ても5分もすすんでいない。

しかも眠りにつける感じがしない。

しかたがないのでベッドから起き出し、部屋を出て、まだ灯りのついていない暗いデイルームへ向かう。

看護師詰所の蛍光灯
から、なんとか本が読めるほどのささやかな光が漏れてくる。
そこでマンガを読むしかない。

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同じような患者が起きだしてくる

すると、だいたい同じ時刻にY君が起き出してくる。

にやりと笑って、
おはようございます、また目が覚めましたか

おはようございます、ええ。またです

そう、同じく早朝に目が覚めてしまい、もう眠れない患者が何人も起き出してくる。

3時に起き出してきたY君は30代前半の若者。

酒の席でトラブル(暴力事件)を起こし、警察沙汰になった。

その時にたまたまアルコールを飲んでいた、ただただそれだけの理由でここ、広島県ナンバー1の精神病院閉鎖病棟送りになった、かわいそうな若者である。

Y君から話を聞いてみると。

ふだんは高タンパクで低脂肪な食生活を送り、毎日かかさず筋トレで身体を鍛えている。

筋トレ
フリーフォトPAKUTASOより引用

彼が酒を飲むのは、週末にビールを少しだけ

アルコール依存症ではない

彼はアルコール依存症者とはまったくもって反対の、規律正しい生活を送っている様子だった。

その彼が、なぜか「酒が原因」で精神病院送りになった。

可哀そうに。

そのへんの事情については、Y君もぼくもよくわからなかった。


Y君の身の上ばなしをしよう。

生まれも育ちも大阪の西成区あいりん地区で、コテコテの関西人だった。

あたりまえに流暢な関西弁で話しかけてくる。

ぼくは東京で言えばどちらかというとアメ横や浅草の競馬場あたりの下町をぶらつくのが好きで、妻が行きたがる東京ディズニーランドなんぞには一切興味がない。

関西方面はというと心斎橋や道頓堀より、いちどは新世界やあいりん地区をぶらついてみたかった。

その憧れの あいりん地区 で育ったという彼とは、話が合った。

毎日毎朝、何時間も話をした。


そのような日々を送っているうちに、ある日、ぼくの身に異変が起きた・・・・・・。

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