うつ病でアルコール依存症:人生終わった男の闘病記・体験談

閉鎖病棟の体験談から、アルコール依存症・うつ病の闘病記。
2児の父が急にうつ病で倒れた。酔いにまかせて仕事にいくも今度はアルコール依存症だと。
家族から精神病院に何回も入院させられ、断酒に挑戦するが失敗。抗うつ剤、睡眠薬はいまだかかせず・・・・・・

うつ病、アルコール依存症にならないよう、みなさんのお役にたてればと思います。

タグ:症状

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うつ病とは、その症状とは

第1話で、うつ病経験者の方々からたくさんの共感メッセージをいただきました。

ありがとうございました。




さて、次は うつでも解る、科学的説明です。

うつ病について、わかりやすくご説明いたします。

もちろん 「そんなこと当然知ってますわ」と言われる方も多いとは思いますが、復習のためにどうぞ。

3.うつ病の科学的説明

さて、人間の脳についてです。

脳は神経のかたまりですね。

そして大脳は、前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉、中脳は・・・・・・

いきなり漢字の羅列になってしまった。

前頭葉だのなんだのは今回はパスしましょう。


その脳内を電子顕微鏡でものすごくアップしてみますと。


健康な脳 シナプス

図:健康なヒトの脳のシナプスのあたり。 著作権:自分


脳の神経細胞と神経細胞を結びつけるためににシナプスというのがあって、そこの隙間をセロトニン、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの・・・・・・

こんどはカタカナの羅列になっしまった。


簡単にいいますと、脳の神経細胞同士はシナプスでつながっていて、そのシナプスの間に神経伝達物質というのが流れています (図の青い玉)。

セロトニン、ドーパミン、アドレナリンなどは有名で、お聞きになったことはあるでしょう。

それが数百億、一千億個の細胞間で働いて、 「考える」「感じる」 ことができるワケです。

(実際に働いてるのは数パーセントらしいです)


そして、健康な人の脳には大量の神経伝達物質が流れて、脳が活発に働いています。

健康な脳
健康なヒトの脳。 著作権:自分


ところが。

脳が、あまりにも酷いストレスに長時間さらされると・・・・・・

神経伝達物質が少量しか流れなくなり。

しかも、受け取るほうの受容体という部分も、神経伝達物質をあまり受け取らなくなります。


うつ病の脳 うつ病

少ない神経伝達物質


せっかく出した神経伝達物質も、受け取ってくれないので余って元にもどったりします。

うつ病の脳 シナプス



結果、脳がほとんど働かなくなります。

うつ病の脳 うつ病

これが、うつ病の正体。


なので、うつがひどい時はテレビを観てもまったく面白くなかったり


読書しようにも1ページも進まなかったり


健康な時は簡単にできていた、買い物の 「お釣り」 が計算できない


ものごとの正しい判断ができない・・・・・・などの症状があらわれます。


脳が機能しないので当たり前です。


そして、「楽しい」「嬉しい」 などのプラス感情をまったく感じなくなってしまい。

まるで能面のような無表情になってしまいます。


うつ病 女性
フリーフォト足成より引用


かつ、これはぼくもよくわかってないのですが、 「辛い」「不安」「焦燥感」 などのマイナスな感情だけは感じる。

いや、 「辛い」「不安」「焦燥感」 しか感じない、というのが正確でしょうか。

そしてまったく動けなくなり。

ふとんにこもりきり。

会社に行くだなんてとんでもない。


トイレですら、行くのに勇気と気合が要る・・・・・・


4.効果的な薬


そして今やだいぶ昔の話になりますが、うつ病の治療薬として、画期的なモノが開発されました。

皆さんご存知の 「SSRI」 です。

訳すと、 「セロトニン再取り込み阻害薬」。

これは、前図で 「出した神経伝達物質を、受け取ってくれないので余って元にもどったり」 の所にバリアーをはって、元に戻らなくする働きがあります。

すると、余った物質は、正しい場所に吸収されざるを得ない。


うつ病の脳 SSRI


薬名はパキシル、ジェイゾロフトなどが有名ですね。

ぼくはレクサプロを服用していました。

効いてくるのは2週間をすぎたあたりから、と、時間はかかりますが・・・・・・脳の働きがだんだんと正常に戻ってきます。

吐き気などの副作用が出ることもあるらしいのですが、これは慣れてくるらしいです。

ぼくはアルコール依存 = 常に吐き気をもよおしていため、副作用はまるで感じませんでした。


今流行りの 「新型うつ病」 でない、本来のうつ病患者について。

ストレスをすべて取り除いて、SSRIを服用すれば、かなりの効果があるようです。


ただし、その 「ストレスをすべて取り除く」 という部分が最も難しいのではありますね。

次回のお話で。


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〇うつ病とは。患者本人が語る辛い気持ち


うつ病とは。

その症状とは。

このブログの読者の方は、ご存知だと思います。


しかし、医師や親や嫁、会社がしつこく言うことは聞き飽きました。


それはうつ病でない健常者がいろいろ研究・調査してそう言っているだけですね。


うつ病でない第三者にこちゃごちゃ語られても。

うつ病患者の本当の気持ちなど分かりはしないでしょう。

同じ病気を経験してみてみたらどうだ。

というのが本音じゃないでしょうか。


うつ病 病院 医者
フリーフォト写真ACより引用


あなたたちにいったい何がわかるというのでしょうか。

同じ辛さを味わってみたらどうでしょう。

それを声を大にして言いたい。


理解してもらいたい。

しかし理解してもらえない。


なので、断酒会のように、うつ病患者同士で辛い思いを語りうしかないでしょう。


うつの症状は人それぞれ、千差万別なのが難しいところです。


1.うつ病の発症・症状


ぼくの場合はこうでした。

SE(システムエンジニア)時代、残業250時間という徹夜徹夜地獄、土日もすべて仕事、休みは月に1日とれたらいいほうだったという地獄を4ヶ月味わいました。

その後・・・・・・徐々に仕事量が減ってきたのですが。


その頃、ふと感じたのが

かけがえのない人を失った」 時の気持ち。

心にぽっかりと大きな穴があいた感じ。

その時の感情を思い出せますか。

辛いでしょうが思い出してみてください。

それに近いでしょう。


ぼくは大昔、大切な人を失った時の気持ちがフラッシュバックしました。

まだ失ってない方は、わかり易く言えば

大好きだった恋人に突然ふられ、すべてを喪失した

感じ。


みなさんは彼女(彼氏)にふられた事がある、または離婚したことがあるでしょうか。

その際の気持ちを思い出せますか。

「ふった事はあるがふられた事はない」 などというモテモテ野郎は、ええと想像だけしてください。


いったい何なのでしょうか、この気持ち。

なにもやる気がしない。

動く気力もない。

会社に行くだなんてとんでもない。

休みをとって、一日中ボーッとしている。

そして辛い。

何もないのに不安や恐怖を感じる。

理由はわからない。

楽しいことや嬉しいことはまったく感じない。

気がつくと、一日中ふとんの中だったりする。

でも、眠れない。


眠らなきゃ、眠らなきゃ」 と思うばかりで、どうしても眠れない。


これではイカンとふとんから出てテレビをつける。

しかし、「笑点」などのバラエティを観ても、なぜか笑えない。

漫才やお笑い系の番組を 観てもまったく元気は出ない。


そして 「辛い」 ということは感じても、「楽しい」ことはまるで感じない


まったく気づかないうちに、まわりから 

「どうしたん、何かあったん?

 表情がまったくない、まるで能面みたいよ」  

と言われ始める。

そして、上司の指示で病院に行き、うつ病と診断されました。


うつ病 うつ症状
フリーフォト足成より引用


酒を飲むと、少しだけ辛さが紛れる。

(その頃はまだアルコール依存してませんでした)


酒は、飲んだら必ずうつ症状が悪化するためタブーですね。

(その頃はまだ無知でした)


近年、すこし前からですが 

「仕事に行くのは辛いがコンサートやゴルフに行くのは楽しい」

という通称 「新型うつ」 「仮面うつ」という言葉を聞くようになりました。


しかしぼくの場合は本来のうつ、いわゆるメランコリー型うつで、会社に行けず家に引きこもりまったく動けませんでした。

※「新型うつ」 という病名はなく、科学的根拠もないそうです。


2.うつ病は治るが、再発もする



でも、20代の頃 「残業250時間の徹夜地獄の4ヶ月」 で発症したうつ病は、約3年間の闘病をし、その後、完治しました。

きっかけはぼくの場合、今の嫁さんと再婚したことだと思えます。

それが心理的に安定した状態をもたらしたのだと思われます。

抗うつ薬の中の、SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)が効き始めました。

そしてうつ病が治る順番として、

薬を飲み忘れる

が始まりました。


うつ症状が重い時は、薬が手放せない。

精神安定剤が手元にないと怖い。

睡眠薬がないと、まったく眠れない。


画像20160301薬


しかし、症状がよくなってくると、いつのまにか薬を飲み忘れている

不安にならないので、とん服の精神安定剤もいらない。

睡眠薬を飲まないで、居眠りしてしまう。

居眠りのあと、本格的に寝てしまう。


あれ、薬要らないんじゃないの?

そう思って、薬を切ってみましたが、生活にまったく支障なし。

抗うつ剤も睡眠薬も、すべて必要なくなりました。

うつが完治しました。

うつ病は治る可能性があります。

希望があります。


しかし、10年以上経った39歳の時に再発しました。

これについては、まったく別の原因でしす。

うつ病は、1度治っても、なにかのきっかけで再発することがあります。

それについてはまた書きます。


そして無知のゆえ、酒を大量に飲んでいたところ、止められなくなり 「アルコール依存症」 と診断されてしまいました。


他のうつ病患者の場合。

実は元同僚もうつ病にかかり、本人は軽いつもりでいましたが・・・・・・


ぼくと同じ主治医に様子を尋ねると、

「ありゃ相当、重症じゃのう」

と言われました。


本人は主観のため分からないが、医師が客観的に診断すると、とても酷い症状だった。

というケースもあるようです。


次回は、うつ病患者の脳内を 《わかりやすく》 解説します。


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