※断酒221日目

(つづき)

発作で倒れる

ぼくは急にけいれん発作が起こりベンチに倒れたまま、身動きができないでいた。
なぜ発作が起こったかは、その時はわからなかった。

意識だけはしっかりあった。

ひとりの看護師が

担架を!

と、もうひとりの看護師に命令するかのように言った。

発作のあと、看護師に担架で運ばれる

6人の男性看護師が喫煙所にドタドタと乱入してきた。

そのうちひとりが、紺色のビニール製のような、布のようなものを持っていた。

それを横目で見ていた。

広げると、たたみ1畳ほどの大きさだった。

どうやったのかは、そこのところは記憶にない。

いつのまにか地面に紺色ビニールを引き、ぼくはその上に乗せられていた。
右側の、ぼくの頭が位置する所に丸い取っ手がついており、足先の部分、その中間の腰の位置する部分と、計3つの取っ手がついていた。

左側も同じ。

6人の看護師が、それぞれの取っ手をもち、紺色ビニールごとぼくを持ち上げた。

即席担架
、なのだろう。
担架
ヤフオクより引用

そのまま6人と担架の上のぼくは、喫煙所を出て、その前の詰所の中を通り、かけあしで診察室へ入ったようだ。

6人の先頭、担架の上のぼくの頭の部分を持っていた看護師が、詰所の看護師にぶつかり
「あ、すいません」
と言ったのを記憶している。

診察室

そのまま担架ごと、診察室のベッド上に仰向けに寝かされた。

腕にビニールの布が巻かれ、血圧を測られた。
血圧測定
フリーフォト写真ACより引用

同時に、体温計で体温も測られた。

すぐに当直の、白髪の年配の医師がかけつてきた。

左手を引っ張られた。

「ふくさん、チクッとしますよ」

そういうと、左腕のどこかに注射を打たれるのを感じた。
筋弛緩剤注射
フリーフォト写真ACより引用

その時はもうけいれんが収まっており

「何の注射ですか?」

筋弛緩剤ですよ」

と会話もできた。

筋弛緩剤を打たれてしばらくたち、けいれんもなく、なにげな会話もできたことから 「特に問題はない」と判断されたのだろう。

「ふくさん、デイルームで少し休んでて下さい」

と言われ、そのまま自力で歩いてデイルームの窓際のソファーに座った。

ただただ、いまだに自分に何が起こっているのかその時は理解できなかった。

あのけいれんのような、発作のような症状はなんだったのだろう。

状況を記憶に焼き付けるのが精一杯だった。

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再び発作が

2~3分休んで、自室に帰ろうと立ち上がった。

しかしあとで思えば

「もっと十分に休んでおけばよかった」

と後悔することになる。


立ち上がって自室に向けて2、3歩進む。

また足が硬直し、身体が前のめりになり。

ぼくが見ていたデイルームの景色が、その下の床へと変わっていった・・・・・・

ガツン、と音がしたような気がした。
発作で倒れる
フリーフォト写真ACより引用

目の前が真っ白になり、チカチカした。

それからが地獄の始まりだった。

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